Scientific Linux –          おやじdemo_CentOSを使う
7月 282015
 

windows10が発売される時期ですが、Linuxの話です。

私宛に久しぶりにメールが来ました。
windowsしか使った事の無い方です。

「ブログを読ませて頂いています。Linuxが楽しそうで羨ましいです。LinuxのインストールされているPCを探していますが、値段的に安い物が思うように見付かりません。自分で中古パソコンを購入してインストールするのも不安があるし、スペックやLinuxのヴァージョンも何を選択していいのか分かりません。おやじさんのところでは中古のLinuxインストールパソコンは作ってもらえるのでしょうか?」

という内容です。

自作から入った人はパソコンの仕組みや内部構造も理解していますが、メーカーのパソコンを購入して使ってきた人にとってみると、インストールする作業や細かな設定、そしてどのLinuxを選択した方が良いのか?などなど、やりたい気持ちよりも心配の方が先立ってしまう事ではないか?と考えています。

結論を先に書きますと・・・・

思い入れがあってLinuxを使ってみたい気持ちが強ければ、多少の障害も乗り越えられると思っています。何でも楽しいと感じるところへ到達するまではRPGのゲームでも経験値を上げるという苦難な作業をしなくてはならないはずです。そこを通り越した人達がLinuxという無償の素晴らしいOSを扱う事が出きるようになると前に記事に書きました。

メールの差出人の方の年齢や職業は分かりませんが、安いパソコンの定義って年齢によって違うのではないでしょうか?私なんぞ貧乏なのでパソコンで3万円以上すると、とても高いと感じてしまいます。学生さんなんかは3万円というと大金で1.2万というところではないでしょうか。

実際、メーカーではwindowsが入ったパソコンが普通に売られていますが、CentOSやScientific-Linux,ubuntu,Linux-Mintなどインストールされたパソコンは秋葉原の一部の店舗やシステム販売系の会社とかで売られている程度で、なかなか中古のパソコンで捨て値で販売している店は無いと思います。

毎日、windowsの代わりに使っていれば慣れてしまうのも事実です。
これは海外に行けば必然的に英語を覚えてしまうのと同じかも知れません。

そう思うと、安いパソコン(安くてもスペックがそれなりの物)を見繕って、使う目的(サーバーなのか?デスクトップなのか?)に合わせた形で作ってあげたいという気持ちもあります。友人や知り合いの人達には実際にXPのパソコンにLinux-Mintを入れてあげたり、サーバー仕様で作った物も数多くあります。

安い中古Linuxパソコンって欲しい方いますか?

9月 232014
 

超久しぶりのScientific Linux6.5 x86 64bitで使っているパソコンの話です。

最近、急に調子が悪くなった。

症状は、シャットダウンが正常に落ちなくなった。FireFoxが急に落ちる。などなど。
このSL6.5(Scientific Linuxの略)はリビングで使用する、サブマシンで余り部品で作ったパソコンだったのですが、実は一番稼働率も高く、このブログを書いたり、動画を見たり、メールを書いたりなど、家の中のLinuxの中でも一番の働き者だったのです。

この余り部品SL6.5の仕様ですが・・・・

〇CPU Core2Duo E6600
〇M  B  ASUS P5-PE VM
〇Mem DDR 1GB×2 2GB
〇HDD Maxtor 120GB ATAPI66
〇DVD LG DVD-ROM
〇VGA GeforceFX5200 128MB AGP
〇Case DosPara ミドルタワー

何と言う、レガシーな部品達なんでしょうか。
今更、ATAPIのHDDを使っているなんて、「ATAPIって何だよ?」って言われそうです。

しかし、こんなロートルな部品達でもSL6.5は普通に動いていましたし、VGAだってCompizで画面もグルッと回っていました。ケースの箱さえ開けなければi3のパソコンと言っても分からないでしょう。しかし、どうにか再起動させてあげたい。

もしかすると、古い電源を使いまわしてしたので、電源の可能性もあり、また、ドスパラのケース(初期型の白いケース)が安物仕様なので、VGAカードが少し歪んで差さっているので、接触不良という事も考えられます。

どうせなら、LGA775の新しいMB(と言っても中古ね)で復活させるか、このASUS、P5-PEのまま箱を変えて生き返らせるか検討しています。CPUはそのままでも速くは無いが遅くも無い、そしてメモリは2GBだが、次回は4GBは欲しい。VGAは別にFX5200でも充分なんですが、AGPなんてもう無いだろうと思います。

でもよ~く考えると、ASRockのQ1900-ITXかQ2900-ITXを買ってしまった方が安いかも・・・。

しかし、SL6.5も使い易かったので、どうにかしてあげたい。
新しい女を取るか?前から付き合っている味のある女を取るかの検討と同じだな。

新しい女・・・「まだ使って無いから良い匂いするわよ~」
古い女・・・・「前から知ってるでしょ、私のツボを」

こうなると二つ同時に使いたくなるのが漢です。例えが悪いと思いますが、全部品を捨てて、若い女のところに走るか、義理人情で古い付き合いを取り、P5-PE(E6600)で復活させてあげるかどうかなんだよね。

皆さんだったらどちらを選択しますか?

4月 152014
 

久しぶりにこのブログを読んで頂いている方から質問のメールが来ました。

Q.「XPの後にLinuxをインストールしようと考えていますが、Linuxはバージョンが沢山あるのでどれを選択して良いのか分かりません。パソコンはCPUがpentium4の2.4ghz、メモリが2GB、HDDが120GBです。使い方はデスクトップで使用したいと思っています。メモリは1GBでしたが中古で購入して2GBにしました。」

という事なんですが・・・・。

では私のおすすめのCentOSで説明をしたいと思います。
現在のCentOSは5シリーズと6シリーズがあります。(BMWではない)
そして、両者には32bitと64bitがおのおのあります。
CPUを基本に考えると、CentOS-5をおすすめします。
そして、メモリ搭載量を考慮すると、32bitが良いと思います。

windowsからLinuxにする場合には、どうしても最新のバージョンをインストールしたいという気持ちになるかと思いますが、CPUによってはインストールできない物もあります。例えばX40はCentOS-5しかインストール出来ません。6をインストールしようとしても途中で停止してしまいます。6であれば2コア以上のCPUでないと満足な動作を望めませんし、普通に使う分であれば、5も6もそんなに変わる物でもありません。2コアのCPUでも周波数が低いATOMやCore2duoの4000シリーズ等は5を選択した方が6より動作が軽いし、メモリの消費も抑えられています。

CentOS-6にする場合の判断基準です。(あくまでも私の個人的な意見です)
CPU・・・Core2duo E4600より上。以下はcentOS-5にすべきです。
メモリ・・2GB以下 もちろん32bitを選択するべき。
例えばpentium4などはメモリが搭載されていても2GB、普通は1GB程度のパソコンが多いと思います。
無理に重たい方のOSを選択する必要もありません。
その後の使いやすさ、操作性を考慮するべきで、pentium4,pentium-m,celeron,等は5にして下さい。

以上の事は、兄弟OSのScientific-Linuxでも同様です。
Core2duo-E6600にScientific-6.4_64bitのデスクトップ(gnome)を使用していますがメモリが2GBではきついです。何も動作させなくても2GBの内、1.3GBを消費しています。(勿論、キャッシュやバッファーもありますが)そこにFireFoxを起動させると一気に1.6GB以上になってしまいます。複数のホームページを開いた状態にすると、SWAPしているケースもあります。E6600でもメモリが4GB以下の場合は32bitにするべきだったと反省をしています。

次回、再インストールする際には、迷わずScientific-Linux-5を選択します。

メモリが少ない場合には、必ず不要なサービスは停止させるようにしましょう。
無駄にリソースを消費しては、元々少ないメモリが大変な事になります。

初めてLinuxをインストールする人は、何回か間違えたりして再インストールしたりする事があるかと思いますが、繰り返している内に段々と意味やコツが分かってくると思います。インストールする時には、インストールタイプをデスクトップにしないとX-windowが起動しないので注意してください。サーバーにするのであれば、webサーバーを選択すれば良いと思います。ただし、サーバーを選択してしまうと黒い画面の認証で止まります。いくら待ってもx-windowは起動しませんので注意してください。IDとパスワードでログインして、Xが使えるように端末で操作設定をするか、再インストールするしか方法はありません。

最初からwindowsのように扱えると思わずに、悩みながら設定して欲しいと思います。