Fusion –          おやじdemo_CentOSを使う
12月 082014
 

hp6710b用に購入したSSDですが、Vistaが普通に動くようになったのでもったいなくなり(家の奥さんがメインに使用するので)HDDのままにする事にしました。

起動はHDDなのでそれなりの起動時間はかかりますが、一度起動すると嘘のように動作しています。
HDDへのアクセスも最初だけで、アイドリング時もCPUの使用率も低い。
家の奥さんにはもったいないレベルになりました。

そこで、余ったSSD(128GB)をどうするか。
検討したところ、AMD-E350の現在、CentOS-6.5のパソコンに入れる事にしました。
CentOS-6.5は2TBのHDDにインストールしてありますが、色々なデータ(ファイルサーバーも兼ねている)やOSそのものもカスタマイズしてあるので、それはそのまま残しておきたい。起動時のGrubもいじりたくない。という事で、BIOSのbootで起動変更をさせるようにしました。

このE350は2コアで1.6GHzのCPUです。
現状はDDR3メモリが8GB搭載されていて、Linuxマシンの中でも一番裕福なパソコンです。
SATA3も搭載されているので、SSDの接続には問題ありません。
問題なのはCPUの1.6GHzというところでしょうか。

Grubで設定しないのは、先の事(新しいパソコン)を組み立てる時にSSDをいつでも外せるようにしておきたい、E350で満足な動作が出来ない場合にも対処しての話です。普通の人なら「そんな面倒な事やらなくてもいいじゃん」と思うのかも知れませんが、こういうお試し作業が好きなので仕方ありません。

SSDには、hp6710b用のCentOS-7が入っていますが、これは消してインストし直しをします。SSDなので、書き換え作業は頻繁に行なうのは良くありませんが、検証用SSDとして活躍してもらう事にします。

SSD自体を本体に取り付け、配線作業、起動認識確認まで20分ほどです。
DVDにCentOS-7のメディアを入れてDVD優先起動をさせます。
そして、128GBのSSDにインストール先を指定すればOKです。
途中で、ネットワーク設定(家ではDHCPは使わない)やユーザー追加、rootのパスワードの設定を行ないますが、ユーザー追加とrootのパスワードの設定は、実際にインストールが開始されてから表示されるので、平行して設定をしているような感じです。

hp6710bよりもインストールする時間が長いように思いました。
まぁ、1.6GHZのCPUなので致し方ありません。
全て完了してメディアを抜き、再起動となります。

起動は、hp6710bの2.4GHzの方が速いです。(当たり前ですが)
起動最中のブラックアウトしている時間が思ったよりも長く感じます。
そしてログイン画面が出て、設定したパスワードを入力すると一気に起動します。(これは速い)

とりあえず、opensshの設定、ファイル共有のsambaの設定など行なっておきます。
細かな調整は、windows-7からTera-Termを使って遠隔操作をします。
デスクトップ画面の表示、ブラウザ(FireFox,Chrome)もそれなりの速さで起動しますが、スクロール時にカクカクというか波を打ったよなスクロールになってしまうような感じです。E350ではこの程度で仕方ありませんが、普通のテキストベースのサイトでは全然問題ありません。

私なりの結論・・・・
E350であれば、SSDにするのもCentOS-6シリーズの方が良いと思われます。
HDDで起動させていましたが、起動後は変わらない感覚です。
ブラウザもそれほどカクカク波打つ感覚もありませんでした。
CentOS-7は2コアであれば2.4GHz以上のCPUが欲しいところです。
やはり最新のLinuxはそれなりのハードが必要ということです。
これは、あくまでもSSDのwindowd-7(q9450)と比較しての話なので、省エネCPUのE350と比較すること自体がかわいそうなところですが、普通に使用するという面では全く問題はありません。

これからは4コアが主流になる。と以前書きましたが、やはり4コアの処理能力は高い。
アイドリング状態に戻る時間も速い。
いつでも仕事が出来る状態になっているという事です。

E350、E450所有の方でSSD化を検討している人にはCentOS6シリーズを推奨しておきます。

11月 032013
 

このブログもWordPressで作っていますが、時々、サイトのメンテというか、細かいところ、気になるところを修正したり、スタイルの一部を替えたりするのにスタイルシートをいじる事になるんですが、CSSをそのままいじってしまうと、スタイルが崩れてしまい見にくくなる場合があります。直にこのCSSファイルを触っていると、ブログを見にきてくれた方々にご迷惑をお掛けすることになります。

CSSファイルを直接触るのは良くないと言うことで、セカンドマシンのE350(CentOS-6.4 x86_64)に急遽、ApacheとPHPのセッティングを施して、このサイトのSQLのデータをバックアップして、疑似テストサイトを作りました。

まぁ、これはLocal-Host設定なので、外部とは繋がっておらず、家庭内LAN環境だけ動作するものです。

httpd設定やPHPのインストール、MySQLの設定など、2.30分で完了です。
後は、WordPressをwgetで入手して、config設定でSQLと連携させれば、ほぼ出来上がりです。
普段はXでデスクトップとして使用していますので、使わない時はhttpd,mysqlなどサービスを停止しておいた方がE350には優しいかも知れません。テスト環境があると色々便利に使えて良いと思います。最近ではubuntuを使っているユーザーさんも多いので、Apacheの設定など、試しにやられてみてはいかがでしょうか。

家庭内のサイトの構築では、必ずhost設定をしておかないと、サイトの表示がおかしくなるので注意が必要です。

端末から、# vi /etc/hosts と打ち、IPアドレスとhost名を書き込んでください。
例えば・・・・

192.168.1.1 gateway (これはルーター)
192.168.1.2 test,hogehoge.net (これがテスト用サーバー)
192.168.1.3 windows7.hogehoge.net(SSHで繋げられる他のPC)※hogehogeは自分の環境に

この件の詳細は家庭内ネットワークでドメイン名を使用するには”を見てください。

ネットワークに詳しくない方は、ルーターが勝手にIPアドレスをパソコンに割り当てている場合(DHCP)があるので、そのDHCPを止めて、手動でIPアドレスを割り当てた方が安心できます。というのもDHCPを使うとIPが自動で割り振られるので、前回繋がったIPと違うIPが割り当てられたりする場合もあるので、host設定する場合にはDHCPは止めて手動で設定しておいた方が良いと思います。詳しくはお持ちのルーター説明書を良く読んで自分の環境に見合った設定をして欲しいと思います。

これで、もしATOMサーバーが逝かれてもE350ですぐに復旧が可能となりました。
なぜか、E350の方がATOMより静かなんだよね〜
E350は消費電力17Wなんで電気代も安いもんです。
AMD-C60とか遅いかも知れませんが、こういう使い方には多分最適なAPUかも知れません。

3月 222013
 

このところブログの更新が滞っていました。
理由は鼻炎です。
特に、この2週間は大変でした。何しろ薬を飲んでいても、鼻水全開です。
熱っぽくなってしまい、何もやる気がしない状態でした。
ようやく、落ち着いてきたので更新をします。

現在、サブマシンとして使用しているAMDのE-350(メモリ8G HD2T)ですが、今までubuntu x64 amdをインストールして使用していました。扱い易く、問題も無かったのですが、サーバーで使用しているcentosのデスクトップがやはりあると便利なので、入れ替えをしました。ubuntu自体は、ノートPCのhp6710bにwinXPとデュアルbootになっているので、こちらを使う事にしました。

Fusion(E350)ですが、MSIの製品で内臓でRadeonHDが付いていて、動画再生も省電力のマザーボードでありながら良く再生もできる、お気に入りのボードです。

一番新しいCentOS6.4 x64(Final)は普通にdesktopとしてインストールしました。
特に問題となる事もなく、インストールは出来ました。NICも問題ありませんでした。
そして、Radeonのドライバーをインストールしないとワイド画面に対応できません。

そこで、AMDのサイトに行き、Linux x64用のドライバーをダウンロードして用意をします。私の場合にはbetaのドライバーを使ってみました。ファイル名はamd-driver-installer-catalyst-13.2-beta7-linux-x86.x86_64.runです。(インストール後に画面右下に緑色の文字で”testing use only”と表示されています。

■サイトはこちら↓ http://support.amd.com/us/gpudownload/linux/Pages/radeon_linux.aspx

ダウンロード出来たら、解凍して、自分の分かりやすい場所に置いておきます。私の場合には /home/***/ に置きました。

・・・ここから端末を使って操作をします。

先ずはファイルを置いてある場所(ディレクトリ)に行きます。
# cd /home/***/
そしてそのダウンロードしたファイルに実行権を与えます。
# chmod +x ati-driver-installer-*.**.**-x86.run(*はVerに合わして下さい)
そしてインストールを開始します。
# ./ati-driver-installer-*.**.**-x86.run
すると、端末内でファイルが自動的にMakeされていきます。終了すると同時にRadeonのウインドウがdesktopに現れます。これで完了です。
Screensho2t
画面も1920×1080のワイド画面で自動的に設定されました。
後は、システム>設定>ディスプレイで詳細を設定できるようになります。
ついでに、動画用ソフト、VLCメディアプレイヤー等をインストールしておきます。
RPMやEPELのレポジトリの追加もしておいてから進めてください。
Screenshot-1
ちゃんとBABYMETALもHDで再生が出来ました。
ubuntu x64よりもOSが軽い分動きも良いし、ドライバーも新しいせいか、動画がとても立体的にきれいに再生されています。

この後は、フォントを設定したり、Adobe Acrobatをインストールしたりと、普段使うのに違和感が無いようにしておきます。Linuxの場合には、初期設定が大変ですが、ひとつひとつ、問題や課題をクリアする事により自分なりのマシンに仕上げる楽しみがあります。また、複数のパソコンでネットを組んである方は、# /etc/hostsでIPアドレスと自宅内ドメイン名を合わせておくと後々便利です。
Screenshot
ちゃんとE350をCore2として認識しています。

表示フォントも滲みも無く、きれいにdesktopのgnomeを表示していると思います。
今までCentOSはサーバーで使用していて、desktopを仕上げた事はありませんでしたが、結構美しい出来栄えなんで、とても満足しています。ubuntuでは、E350のスペックであると少しもたつくところがありましたが、CentOSの場合には軽く動作します。ubuntuの良さは、Linuxらしくない操作性でインストールもとても楽になっています。その反面、CentOSやFedoraやScientific Linuxは、インストール後に細かな設定を必要とする反面、動作が軽く思えます。