共有 –          おやじdemo_CentOSを使う
1月 142016
 

久しぶりに悩みました。
悩むというよりも「何で~?」という感じでした。

Linuxのプリンター設定は自宅用であれば、使うプリンター機種もCannonとかEPSONとか有名なメーカーのある程度売れている機種になります。

しかし、会社ではコピー機をプリンターの代わりにしているところも多いと思います。
うちの会社なんてそういう感じです。

一見、余計な物が無くなり、省スペースで良いと思いますが、経済的にはコピー機がリース品であったりすると、メンテナンス費用にカウンター料金が加算される事になります。

このカウンター料金って曲者ですよね。
自己の機械で何枚印刷しようが、関係ないだろう、余計なお世話だと思います。

そう思いませんか?

特に私のようなちょこちょこ印刷するような人は何故かカウンターの事を考慮して使っているような形で面倒だなとつい思ってしまいます。やはり部署毎に小型のレーザープリンターがある方が気持ち的にお気軽です。もしもの場合にコピー機を予備プリンター設定しておく方が良いですよね。

さて、このリコーコピー機のCUPS設定の顛末をご報告します。

最初から嫌な予感がしていましたが、的中してしまいました。
嫌な予感というよりも、腹が立つような感じでしょうか。

同じ事を色々部分的に変更を加え、動かしてみる。
それでも動かない・・・。
プリンターは認識してもテストページが出てこない。何でぇ?

システム的には、ファイルサーバー、社内httpサーバーになっているScientific Linux6にプリンター設定をして、このプリンターを共有(Linuxマシンで)ように考えていました。

共有する機種は、私の自宅から持ってきたX40と最近インストールしたLinux Mint6.2MATEの2台です。

Mintについては、初心者の方々が使うので、なるべくエラーを起こさないようにしておきたい
そんな事を考慮した運用を考えていました。

しかし、それ以前にプリンターが使えない。

サーバーのプリンター設定はCUPSを使うのでブラウザで、「IPアドレス:631/」で画面を出し、プリンターの追加を選び、ドライバーを当てるようなスタイルです。

使っているドライバーはリコーのホームページからダウンロードしてきた物を解凍して使います。
CentOS6とCentOS7で動作確認が出来ているという説明なのでSL6でも問題無いだろうと考えていました。またMintも同様でubuntuが動作するから大丈夫だろうと安易に考えていました。

やっぱり、このドライバーでは動かない。
カラーと白黒の2種類のドライバーがあるが、どちらも動かない。
プリンターにスプールをしているが、印刷されない。
設定を変えると印刷するが、文字列が2.3行のみのエラー印刷が何枚も出てきてしまう。止めるのが大変である。また紙の無駄使い。いちいち、コピー前に行きデータを削除しなくてはならない。

諦めかけた時にふと思いつきました。
ダメ元でLinuxに付いているリコーの汎用ドライバーを当ててみる。という作戦を・・・。

何気なくテストページを印刷してみると・・・
えっ、えっ、えっ!テストページが出てきました。

あの悩んだ時間は何だったのか。
最初からLinuxに付いている汎用ドライバーを使えば良かった。

ドライバーはこれ⇒Ricoh RPDL IV Laser Printer Foomatic/rpdl (recommended) (白黒)
カラーは使わないので充分でしょう。

MintからもLibreOfficeを使って印刷してみます。
ちゃんと印刷されました。

超感動です。
悩んだ分だけ解決すると満足感が違いますな。

汎用ドライバー恐るべし。

4月 062014
 

ちよっと気になるニュースがあったので掲載したいと思います。

読売新聞(4月5日(土))より引用です。

客の顔情報「万引き対策」115店が無断共有

スーパーやコンビニなどの防犯カメラで自動的に撮影された客の顔が顔認証で解析され、客の知らないまま、顔データが首都圏などの115店舗で共有されていることが4日分かった。

万引きの防犯対策のためだが、顔データを無断で第三者に提供することはプライバシー侵害につながりかねず、専門家や業界団体は「ルール作りが必要」と指摘している。

顔データを共有しているのは、名古屋市内のソフト開発会社が昨年10月に発売した万引き防止システムの導入店舗。首都圏や中京圏のスーパーなど50事業者計115店舗で、個人のフランチャイズ経営の大手コンビニなども含まれる。

各店舗は、防犯カメラで全ての客の顔を撮影。万引きされたり、理不尽なクレームを付けられたりした場合、該当するとみられる客の顔の画像を顔認証でデータ化した上で「万引き犯」「クレーマー」などと分類し、ソフト開発会社のサーバーに送信、記録される。他の店舗では顔の画像そのものは閲覧できない仕組みだ。

いったん登録されると、再び来店した場合、店員に分かる形で警報が発せられる。登録されたのとは別の店舗を訪れても、サーバーに記録された顔データで照合され、警報が出る。システムを導入する店舗では、「顔認証監視カメラ設置」などのシールを店内に貼って撮影していることを周知しているが、他の店舗と顔データを共有していることまでは知らせていない。

個人情報保護法では、防犯カメラで撮影した顔画像は個人情報に当たる。防犯目的であれば本人の同意がなくても撮影は認められているが、顔データを共有すると、第三者への無断提供を禁じた同法に抵触する恐れがある。提供された顔データが犯歴や購入履歴などと結びついて個人が特定されれば、プライバシー侵害につながりかねない。

顔データの共有について、個人情報保護に詳しい板倉陽一郎弁護士は「店側が恣意(しい)的に不審者だと登録でき、客にとっては、行ったことのない店舗で不利益な扱いを受ける恐れがある。誤って登録されても反論する機会はない」と指摘する。一方、ソフト開発会社は「万引きを防ぎたいという店側のニーズに応えており、問題ない」と説明している。

顔認証 顔の画像をコンピューターが分析し、本人確認や、年齢や性別などの属性識別を行う生体認証の一種。指紋認証や虹彩認証とは異なり、カメラの前を通過するだけでデータを集められる。正面から撮った顔の画像では、本人識別率は99.9%以上とされ、空港から入国するテロリストをチェックするなどの目的で使われている。

犯罪防止のために都市部ではカメラが色々な場所に設置されてきています。
東京都内などは交差点から店舗入り口など防犯カメラがあり、実際に犯罪が起きた時の検挙や犯罪を未然に防ぐ抑止効果としても役立っています。

何か犯罪が起きれば、必ず付近の防犯カメラの状況がニュースでも流れますよね。

しかし、今回の顔認証について、皆さん、お店の入り口で確認した事ありますか?
勝手に人の顔写真を撮ってDB化するのはどんなもんなんでしょう。
その店の「万引き・盗難」という視点からすれば、悪い輩をあらかじめチェック出来るという利点があると思いますが、一般市民にしてみると一歩間違えれば、万引き犯と誤ってとられるケースだって無い訳ではありません。

そして、その顔写真データが色々なお店で共有されるデータベースになっているという事。
データの扱い方が間違っていませんか。
万引き犯などの犯罪を犯す可能性のある人だけをDB化して、照合するのが普通ではありませんか。
そうすれば一般市民は店に入る時だけ、そのデータをベリファイ(照合)するだけで、データを保存する必要性がありません。

という事は、最初から全データを他に活用する意思があるという事になります。

この人は、いつもこの店とこの店に、一週間の内、火曜日と金曜日に来て、食品を3000円程度購入していく、購入する物は・・・。という個人の履歴を付け合せる事だって可能になります。下手したら浮気調査とかで、探偵とかが使いたがるような感じしませんか。そして、そのデータはビックデータと称し、第三者に販売されるのです。点のデータが色々なデータとリンクして、線で繋がってゆくと個人の情報って、バレバレ状態ですよね。

色々な場所でこのような情報収集が行われているのです。
勝手に情報を使われ、疑われる事だってあります。

個人情報の保護ってどうなんでしょう。

8月 112013
 

こんな記事が本日(8月11日)ヤフーのニュースに出ていました。

以下 ヤフーニュースより

早大、「グーグルグループ」で800人分個人情報漏洩 閲覧制限怠る
産経新聞 8月10日(土)17時0分配信

早稲田大学は10日、大学院日本語教育研究科などの助手5人が使用していた米グーグル社のインターネット上の情報共有サービス「グーグルグループ」を通じ、新入生や研究学会員ら約800人分の個人情報が第三者に公開されていたことが分かったと発表した。

 同大広報課によると助手らが閲覧制限の設定を怠り、氏名や学籍番号、メールアドレスなどが掲載された名簿、助手らのメールなどが第三者に閲覧可能となっていた。研究学会員の論文の事前評価や学会費支払い状況も含まれていたという。

 9日午前、外部からの指摘で判明し、制限をかけたという。助手らは4月から利用しており、当初から公開されていたとみられるが、2次被害は確認されていないとしている。

 グーグルグループをめぐっては環境省や国土交通省、復興庁、林野庁でも同様の問題があった。

早稲田大学とあろうところが、この失態とは情けない。
前にも書きましたが、こんな大事な情報を扱うのにグーグル等の無料のサービスをなぜ使うのですかね。
グーグル自体が情報収集しているのは、分かっているはずなのに使う側の人間の問題かと思います。

閲覧制限をかけたから大丈夫というような表現ですが、そこが問題です。
制限をかけた上で、データをすべて抜いてグーグル上は消去し、大学独自のサーバーで運用して欲しいものです。

現在、サーバー構築する費用なんて安いと思いますが・・・・。
それに共有する人の数なんて大学内であれば、たかが知れていると思います。