親 –          おやじdemo_CentOSを使う
1月 222024
 

家の家内の両親は要介護になってからデイサービス(通所介護)に通っていました。

というのも最初はお婆さんの痴呆から始まり昼間の介護が大変であるというお爺さんの関係でデイサービスに週に3回通わせる事になりました。

最初の内はルンルンで楽しいらしく通っていましたが、慣れてくると段々と行きたくなくなるような感じでした。

デイサービスは朝、車で迎えに来てくれて、帰りも送ってきてくれます。

その点は保育園などと違って非常に楽です。

大体、朝9時頃から夕方5時頃まで預かってくれている。

勿論、男性の利用者もいますが、女性の利用者と比較すると8:2くらいの割合でしょうか。
男性の方が全然少ない印象です。

女性は何人か集まれば、たわいも無い会話が成り立ちますが、男性の場合には一人で新聞や雑誌を読んでいて会話を楽しむという事はあまり無いようです。

男性の場合には以前に勤めていた会社の役職や地域の自治会などの役員をやっていた等の権威的な事で自分は普通と違うんだ!という扱い難い人が結構多いと聞きます。

高齢になって介護施設のお世話になっているのに、昔の名前で出ています状態から抜け出せない人が多いんですよね。

だから、周りの人と馴染めない。

こういうタイプの人は、結局、色々な施設をたらい回しにされてしまう事が多いみたいです。

性格が穏やかならまだ良いのですが、高齢になって怒りっぽくなっている場合や少し痴呆が入っていて自分の性格をコントロールできない人も多くいるそうです。

そして現状は・・・・

デイサービスという施設自体の経営が苦しい状況になってきています。

先ずはコロナが流行して以来、利用者が一気に少なくなった。
そして介護をする介護職員の人が少なくなったのだ。

これはヘルパー(訪問介護)にも言える。

元々、介護職の人は年齢が高い傾向があり、コロナ禍により「自分もコロナに感染するかも・・・」と一気に離職が進んだのだ。

利用者の家族の中には「施設に行くとコロナに感染するかも知れない」という事で施設に行かせない事もあるという。

一時、保育園の保育士の給与が安いと言われた事がありましたが、保育士の待遇よりも介護士の待遇の方が断然低いです。

休日も保育士の方が多く、介護士は祭日も仕事です。
それだけ多く仕事をしているにも関わらず、もらう給与は低いんですよ。

これでは優れた介護士を増やすなんて到底無理な話ではないですか。

かと言って、現在ある施設は存続しなくてはならない。
安い待遇にも我慢して作業をしてくれるアジア人(ミャンマーとか)を介護士として雇用している施設も多くなってきた。

これから我々の年代の人達が後期高齢者になり介護施設を利用する機会が増えると思われるが、その時に日本の介護施設が一体どうなっているのか見当も付かない。

いや、その頃には施設で介護を諦め、自宅で家族が面倒をみろ!という流れになっているかも知れない。

介護にも介護度というものがあるが、低い介護度では施設を利用させない方向に動くと考えられる。

親がそろそろ施設を利用しなければならない年齢になってきた人、家族のように面倒をみてくれる施設なんて無いと考えた方が良い。

介護する人数が少なければ介護も雑になってしまうのは仕方無い事だからだ。

それでも自分が普段通りの生活をしたいと考えるならば、老いた親には自分がいない時に施設に通ってもらうしか方法は無い。

自分の家で面倒が見れなくなった時に施設と言う姥捨て山に捨てるという覚悟が必要になってくるのかも知れません。

しかし、将来的には、まだ施設を利用できる人は運が良いのかも知れません。

2月 152023
 

前ブログでは自宅での介護について書きました。

これから介護をしなくてはならない人も現在介護をしている人も、将来的には自分たちもこのグループに入るという事を理解しておく必要性があります。

「俺は誰の介護も受けん!!」

そう息巻いている人ほど、後になって家族に面倒をみてもらわなければならない人が多い。本人はもう家族が大変であるとか迷惑がかかるとか、そのような事を思いやる気持ちは感情的にも無いに等しいです。

それよりも、そうなった場合の家族の対応について、元気な内に本人含め話合いをしておく方がよっぽど良いと思います。

写真素材 pro.foto
高齢者になると、直ぐに喧嘩口調になったり、自分が言った事を忘れたりするので、あとあと家族が一番困る事になります。

金銭的に余裕があるのであれば、高齢者施設に入ってもらうのが一番良い方法です。

誰にも迷惑を掛けずに生活する事が出来ます。
ただ、身内の感情として「これで良いのか?」と度々思う事はあるでしょう。

結局は「施設に入った本人が良かった」と思うかどうかです。

我々の年代では年金も少なくなり生活を維持するのも大変になると思います。
果たして、自分が施設に入るだけの資金を残す事ができるかも分かりません。

老夫婦だけで出来るだけ生活をして、もうどちらかが介護が必要になってきた時に子ども達に助けてもらう方法になるでしょう。

でも、ここが一番の問題でもあります。

大変になってきたところに世話しに同居してくれるでしょうか。
息子の意見は嫁さんの意見でもあるし、この逆もあります。

私としては、このような状況になる前に世話してくれる人たちと同居をして経済的に余裕があれば、それで子ども達を手助けする事も必要なのではないかと思います。

そうなるとお互い「いつも助けてもらっているから、今度は助けてあげないと」という気持ちになるのではないでしょうか。

健康な内に生活を一緒に始めた方があと後に良い結果になると思います。

大事な事を先延ばしにして良い事は一つもありません。

11月 102022
 

認知症・痴呆症について前記事で書きました。

50代前後から自分の親や相手の親の状況について色々と面倒な事が起こる時期になってきます。

自分が50代であれば親は大体75~80代です。
男であれば寿命が82歳ほどなので、いつ逝ってもおかしくない年齢です。

その他にも病気などで動けなくなったりして介護が必要となるケースもあります。

お互い別々に暮らしていたが、これがきっかけで高齢者の親と一緒に住まざる負えない人も出てきます。私もその一人です。

気持ち的に「動けなくなったら助けてくれ!」という事なのか!と思う事もありましたが、今の嫁さんと結婚した時にこうなる運命は決まっていたのでしょう。

そう思って諦めました。

人によって、親の面倒を看ない人、と親の面倒を看る人がいます。
介護される人も同様です。

親や義理の親を介護する人は50.60代に大変な思いをする訳です。

しかも、介護される高齢者自体が今まで親の介護なんてした事ない人もいます。

ここが理不尽なところですよね。

大変な思いをしないで自分が高齢者で介護が必要になった時にどうにかしてくれと言うのは後から考えると都合が良すぎるように思います。

こんな事を言っても認知が入った高齢者には暖簾に腕押しです。

私の場合にはたまたま介護関係に詳しい友人がいたのでスムーズに介護認定をしてもらい、介護サービスを受け始める事が出来ました。

そろそろ親の行動が怪しい?

そう感じたならば早めに近くの地域包括支援センター等で相談しましょう。
センターには、ケアマネジャーが居て、事情を聞いてくれ介護認定の書類等も作成してくれます。

地域包括支援センター以外には居宅介護支援の事務所等も良いと思います。

介護認定を受けると、要介護1とか要介護2とか5段階の介護度の内。本人に適している介護度のサービスを受けられる事になります。

大事な事は「早めに介護認定をしてもらっておくこと」です。

途中で介護度が上がっても後から認定してもらえます。
認知や病気などの症状が進んで困ってから相談では非常に面倒です。

先々の事を考えて先に手を打ってください。

1週間の内、何回か通所介護サービスを受けられれば、その間、介護から解放されます。
高齢者が一人で自宅に居るという危険な状況も少なくなります。

認知・痴呆についても、「変だな?」、「少しおかしい?」と感じたら早めに病院で診察をしてもらう事も大事です。

進行は止められないが遅らせる薬はあるようです。