仕様 –          おやじdemo_CentOSを使う
1月 112021
 

windows7が終了した事で中古PCも種類が多くなり安価になっています。

これはデスクトップに限らずノートパソコンも同様です。

中古PCと言えば、今まで発売されたパソコン全てになる訳ですが、いかんせん安くても買ってはいけない物もあります。

私が目を付けるのは「OS無し」の中古品です。

元々、中古PCはLinuxをインストールすると決めているので、中途半端にOSが入っていない方がいいし、その分安くなっている。

HDDもSSDに変更したりするのが基本なのでHDD無しでも基本OKです。

そして今、買うにしても線引きをしています。

その線引きとはスペックです。

中古であえて古いCPUで昔のLinux入れる必要はありません。

SSDにして今のPCと比較して普通に動作すべきPCを選びます。

その最低ラインとは・・・・

私は、Core2Duoの2.0GHz以下はアウトにしています。

特にノートパソコンはCPUを交換出来ない機種もあるので、CPUは周波数の高い、そしてコア数の多い物を選択するべきです。

★却下

・atom
・cleron
・pentium M
・pentium duall core
・core2duo 2.0GHz以下

★最低ライン

・Core2Duo 2.0Ghz以上
・メモリ4GB

これが今現在私の最低限レベルのスペックに設定をしてあります。

★最低ラインのOS

・LXLE Linux
・Lubunt
・Linux lite
・ZorinOS

これらの軽量Linuxを選択します。

最新のLinuxもインストール出来ますが、やはりこのスペックには大きく重たい。
軽いOSと少ないメモリでも余裕があるOSを使うのがベストです。

基本的にはDebian系のLinuxが軽量タイプには似合っていそうです。
GUIとしても使い易いと思います。

世代はともかくi5やi7であれば最新Linuxをインストール出来ますし、この先も余裕をもって色々なLinuxを試す事が出来るスペックです。

やはり4コアは欲しいところです。

使用者のメインPCがあり、そのPCから遠隔操作(SSH)するなら、最低ライン以下のスペックでも良いかと思います。この線引きは、単独PC機としても使用する考え方です。

最近、X200を友人から頂きまして、スペックがCore2Duo P8400(2.4GHz)なのでどうするか?悩んでいます。

SSDを購入して、DebianかLXLEでもインストールして使おうかどうか。

いかに中古と言えども分解して清掃したりは必要不可欠です。
特にノートパソコンはCPUファンの汚れやファンチェックしないと熱暴走もあります。

自宅待機や不要不急な外出が出来ない今、Linuxでも勉強するに良い機会かと思います。

6月 122014
 

ECSからBay Trail-Dで最上位のPentium J2900を搭載したmini-ITXが発売されました。CPUはクアッドコアで、ベースクロックは2.41GHz、Burst時は2.66GHzとなります。TDPは10W、もちろんファンレスです。

◆詳細のページは → TDP 10W/4コアのPentiumを搭載したMini-ITXマザーが発売

ecs_bat1ecs_bat2ecs_bat3

外見的には、ECSらしい質実剛健の古風なヒートシンクというところでしょうか。ASUSのように金色ではありませんし、これはGAROで言えば「銀狼」ZERO仕様と言う事にしましょう。えっ?GAROは「学生街の喫茶店」?それはおやじ的には分かりますが、古いフォークグループです。GAROは黄金騎士の「牙狼」の事です。(分からないという人がいたので写真を掲載する事にしました)

ZEROはこんな感じで鎧が銀色で二刀流です。お馬さんも銀色です。

zero1zero2

そしてCPUは昔の名前で出ていますPentiumです。
Core2辺りから何故かPentiumという名称が中途半端なCPUの代名詞になっているように思えます。Celeronより値段は高い、i3やi5よりも性能が低く、Celeronのニッチ的な周波数とスレッドになります。intel的には、登録商標を残すだけのような物と思っていましたが、まさかmini-ITXで復活するとは思っていませんでした。

多分、皆さんもそう思っていませんか?

なぜ私がGAROで例えると銀狼(ZERO)にしたのか?その理由は以下の通りです。
ECSらしい製品と言えば製品なんですが、SOーDIMMのスロットが1つだったり、SATA3GBが2つだったりと、なぜが補機類というか仕様を安くしている?せめて、メモリスロットは2基で16GBまではサポートして欲しいですし、SSDを取り付ける事も考慮して欲しかったように思います。対応OSはWindows 7/8/8.1(64bit)と言うことです。ちょっとした機能の一部が性能の一番良いCPUを殺してしまっているように思いました。このクアッドコアで4スレッド性能であれば上記の仕様があって生きてくるように思えてなりません。

うぅ~おしい。やはり黄金騎士にはなれないのか。

市場価格は15,000円前後のようです。
高いとみるか安いとみるか・・・・。

BayTrailのPentiumであなたはGoGo!しますか?

6月 012014
 

久しぶりにLinuxに関係する質問がきました。
質問の内容ですが、「Linuxを初めてインストールしようと思っていますが、どんなパソコンや自作するならマザーボードが良いでしょうか?具体的に書いてもらえるとうれしいのですが」という事です。最初はどんなパソコンを使って良いのか悩みますよね。

◆基本的にはどんなパソコンでも良い。
◆ノートパソコンはサーバー適していない。

考えなくてはならない事は、Linuxを覚えるためのサーバーにしたいのか?、それとも趣味と実益を考えたサーバーにしたいのか?それによって機器の選択が変わってきます。初めての方であれば、Linuxの練習用として、WindowsXPなどで余ったメーカー製のパソコンの再利用でも構いません。また古いPentium4やCore2Duoのマザーボードや余っているHDDなどで組み立てた自作パソコンでも大丈夫です。中古本体(5,000円~10,000円前後)を購入しても良いかも知れません。ノートパソコンは常時稼動という点では熱が篭もり易く耐久性という事では安心できないので普通のデスクトップが良いと思います。

最初に考えるのが、この遅いCPUで平気なのか?という事です。
今時、Pentium3とか使用する人は少ないと思いますが、ネットワークで使用するサーバーはCPUの速さよりもメモリの搭載量の方が重要です。普通のデスクトップと違い、常時動いているサーバーはメモリ管理がきっちりされていて、あればあるだけ安定したマシンとなります。ネットワークを介するのでCPUの速度については、一般の我々が使うような用途のサーバーであれば古いCPUでもこなせると考えています。Apache(httpd)は専門書でもCPUよりもメモリ搭載量を増やす事を推奨しています。

◆練習用であれば、XPなどの古いパソコンの再利用で充分。
◆CPUの速さよりもメモリの搭載量の方が大事。

自作派の人がLinuxサーバーを作りたいという事でも同じです。
余った部品で組み立てて、HDDなど記憶装置が心配な面があるので、これだけは新品を購入するのが良いかと思います。Linuxサーバーなら300GB~500GBあれば本当に充分なので、安いHDDを見つけて交換するのが良いでしょう。メモリなどは中古で安い物を選んでフル実装しましょう。

◆HDDは交換しておく方が長く運用する事を考えると安心である。
◆メモリはなるべく多く搭載する。

次は、サーバーの目的です。
どんなサーバーにしたいのか?そのサービスによっても変わってきます。
家で使うファイルサーバー、wordpressを使ったホームページを開設したい、メールの送受信を行なえるようにしたい、等々あるかと思います。単品で考えるより一台で全てのサービスを動かすスーパーサーバーにするという手もあります。

◆サーバーの目的によってCPUやメモリ搭載量を考える。

私の使用しているサーバーはATOM510です。メモリは現在DDR2の1Gが2枚=2GBで運用中です。
HDDは500GB、OSはCentOS6.5_x86_64です。
httpd、postfix+dovecot、vsFTP、MySQL、などのサービスを動かしていますが、メモリは2GBでSWAPしないで稼動するのが3週間ほどでしょうか。SWAPしても、それはメモリ上であまり使用していない物を一時的にSWAPさせているような形なので、1ヶ月は再起動しなくても大丈夫かと思っています。頻繁にサーバーに攻撃があったりすると無駄なリソースを使うようでメモリも消費が激しいように感じています。

今時のメモリ搭載量は、DDR2のパソコンなら、2GB~4GB、DDR3のパソコンなら、4GB~8GBあると安心できるサーバーになるのではないですか。32bitのLinuxをインストールするのであれば2GBで良いと思います。ATOM等はメモリがデュアルチャンネル(同じ容量のメモリが2枚で1セットでスピードが上がる)ではないので、1GB+2GB=3GBという使い方でも良いとおもいます。

◆自宅サーバーでは静穏・省電力を考慮する。
◆設置場所や本体ケースの大きさも考慮する。

メーカー製のパソコンはケースを選択する事は出来ませんが、静穏化するためにファンを交換したりという工夫は出来ます。自作派の方はサーバーのケースは余っているケースを使うという事になるかと思いますが、もし新しいケースを購入するのであれば、内部に熱が溜まらないような形状のケースを選択して欲しいと思います。ケースの大きさもなるべく体積の大きな物の方が良いでしょう。Mini-ITXなどの省エネマザーであれば、インストールしたらDVDーROMを外したりして内部の空間を広げる工夫をしてください。もちろん排気ファンは静穏を選んでください。

◆夏の暑さ(常温)でも耐えられるサーバーにする。

消費電力の大きいCPUでは、問題は夏の暑さです。
これからが、その季節となりますが、自宅サーバーのために一日中エアコンを付けておく、なんて無駄な事は出来ませんので、発熱量の大きいCPUでサーバーを作る方は吸排気ファン、日陰で涼しい場所に置くようにしてください。私のATOMは常温の締め切った部屋の中でも大丈夫でした。省電力CPU(ATOMやE350、C60、C70)などは、そういう点ではとても安心できるマザーボードであると言えます。

最新のMini-ITXであれば、J1900のクアッドコアを使ったサーバーなんて最高ですね。
メモリも4GBを2枚で8GB搭載すれば安心です。
新品で全てを揃えても3万円前後で済むでしょう。
OSが無償である点は本当にありがたいと思います。

暑さに耐える自宅サーバー構築で、GoGo!!