centos –          おやじdemo_CentOSを使う
2月 022021
 

とうとうCentOSも8で終了となるようです。

同じRH系のScientific-Linuxも2019年に終了しており、残るのはOracleのみとなります。
このScientific-Linuxも一時はCentOSよりも開発が進んでいた時期(6の頃)もあって、私も一時、インストールをして使っていました。

CentOSは自分としては6が一番、思い入れが強く、Linuxを教えてもらったOSでもあり、今でも会社の余ったPCにインストールをしてファイルサーバーにしています。

最初に覚えたLinuxのコマンド等は記憶に残ります。

アナウンスがあった内容は以下のとおりです。

2020 年 12 月 8 日、 CentOS Project は今後、CentOS の開発を CentOS Stream にフォーカスし、Stream 以外のリリース形態の CentOS 8 ディストリビューションのメンテナンス終了日 (EoL) を変更し、現行の形態でのリリースを 2021 年末までとすることを明らかにしました。

「CentOS 8」のメンテナンス終了後、2022 年以降は CentOS Project から CentOS 8 のパッケージの新しいリリースが行われず、セキュリティ修正などを受けられなくなります。このため、CentOS 8 を用いるシステムは、2022 年以降に新たな脆弱性が発見されてもコミュニティ経由でパッケージのアップデートができず、外部からの攻撃に対して無防備な状態となるため、セキュリティリスクへの対策が必要になります。

完全に無くなる訳ではありませんが、Fedora-Coreと同じような立ち位置になってしまうようです。

CentOSはサーバーで使用する事が多いOSだと考えています。
私同様にこのOSでサーバー設定を覚えた人は多いはずです。

LinuxのデスクトップであればDebian系のubuntuやMintが主流になっていて、こちらの方が普通に使うのであれば使い易いのも事実です。

やはり、この時期の発表となると資金面の問題を抱えていたのではないかと思います。

CentOSも有償で価格を抑えて継続出来なかったのかなとも考えています。
有償となるとRedHatがあるので無理だったのかも知れません。

このブログ名もCentOSという名称を付けているので「長い間、ありがとうございました。お疲れさまでした」と技術者の方々にお伝えしたい。

今後もCentOSは使っていきたいと思います。

7月 302020
 

このブログも記事を書き始めてから約8年となります。

当初は、PCやLinuxに関わる事等を書くために始めましたが、3.4年を過ぎたあたりから趣味のバイクや音楽、そしてオカルト話、防災、時事に関する事について、勝手な意見を書くようになりました。

振り返ると52歳を過ぎてから、このブログを作り、書き始めました事になります。

実際のところ、Linux(CentOSなど)については、全て専門書やネットで調べながら色々なソフトの設定を覚えたり、サーバーのサービスの設定を覚えたりしてきました。まだまだ中途半端な知識です。

本当に最初の3年間は色々やりたいと思う事が沢山あって、記事に思うように出来なかったものも結構あります。

今では趣味の話題を書いていますが、途中で止めて、後から書いた記事を見返すと嫌になり没となった作品は数多くあって、そのまま世の中に出しておけば良かったのかなと反省をしたり、いやいや、出来の悪いと思った記事だから出さなくて正解と思う事もしばしばあります。

特に始めた当初のLinuxの設定等については、自分が一生懸命覚えるのが優先でのめり込んでいたので、記事を書いて皆様に伝えようとする気持ちがどこかにすっ飛んでいました。

一般に、「Linuxは難しい」と言う人がとても多くいらっしゃいます。

具体的にLinuxの何に対して難しいのか?
デスクトップPCのOSとして扱うのが難しいのか?
サーバーとして色々な設定をするのが難しいのか?

これからLinuxを始めようと考えている人は、Linuxを扱うのに対して何を求めているのか?をはっきりして、その事について探求した方が良いと思います。

難しいと考えるのは・・・Windowsに慣れてしまっているからです。

今のLinuxはOSをインストールしてデスクトップPCとして使う分には全然難しくはありません。windowsと変わらない操作性です。

これが、SSHなどで遠隔操作をするサーバー設定になると敷居が高くなります。

コマンドを覚えたり、対象となるファイルやホルダーがどこに保存されているのかも分からない状態です。

ましてはサーバーのセキュリティなどについては、自分が設定した内容で正しいのかどうか?他にもっと良いサービスがあるのではないかと考えたりもします。

ただ、言える事は私のような文系出身のおバカなおやじでもある程度扱えるようになったという事実です。

この8年間の間にLinuxもだいぶ様変わりしました。

CentOSも私が勉強した頃は6シリーズでしたが、今は8となっています。
シリーズが変われば設定方法からサービスの内容も変わってきます。

これから始めよう!と考えている方はなるべく新しいヴァージョンからスタートした方が後に長く覚えた内容を継続して使う事が出来ます。

スマホやタブレット全盛の時期で、もうPCは要らない!
なんて言う人がいますが、物を作り出すのはやはりPCだと私は思っています。

このコロナ禍で家で何もすることが無くて困っているという方。

古いPCにLinuxを入れて勉強してみてはいかがですか。
ただ、スマホを見ているよりも頭は活性化します。

後々、役立つ事があるかも知れませんよ。

1月 072020
 

いつ雨や雪が降ってもおかしくない天気です。

お正月は良い天気が続きましたが、仕事が始まってからは天気がいまいちです。
これは皆さんの気持ちを現してしいるのでしょう。

さて、今日は会社のサーバーについてです。

サーバーは私が設置したLinuxのSambaサーバーです。

動かしているサービスはSambaだけではなく、Apacheも動かしており、内部連絡用のCGI掲示板も動かしております。

最初は使い方が分からなかった社員さんも慣れて今は普通に使えるようになっています。

仕事別に2台のLinuxサーバーを設置してあり、1台がCentOS、もう1台がLinux-mintのOSを使っています。どちらもCUIで使用しています。

最初は余っていたPCをWindowsからLinuxに入替て、ハードディスクもそのまま古い物を使っていましたが、今は新しく増設した2TBのディスクがおのおの付いています。

古いシステム用のディスクが最近は心配で、いつ交換するか悩んでいます。
(システム用のディスクが死んだとしても良いように別のディスクを追加してある)

ディスク自体にはエラーも無く、頻繁に掃除もしているので温度管理も出来ているつもりです。

ハードディスクの場合には、新しいから安全という事は無く、調子の良くない新しいディスクも存在する訳で、データを入れているディスクが新しいから大丈夫とは思わないようにしています。

そこでこの2台のサーバーに保管してあるデータをどうやってバックアップを取っておくのが良い方法なのか考えていました。

上司に話をすれば、「DVDで焼いておけば!」と簡単に言うでしょう。
それは、自分自身が作業しないから言える言葉ですよ。

長期保管前提であればそれでも良いのですが、容量が2台分合わせて4TBの内300GB程を使用しているので、これをDVDに焼いていたら時間とメディアの無駄のように思いませんか?ブルーレイならまだしも普通のDVDであれば大変な作業ですよ。

そこで考えたのは2つの方法です。

その1・・・外付けHDDを買ってバックアップする。
その2・・・余っているノートPCにLinuxを入れてバックアップを取る。

外付けHDDは買っても1.2万円で充分な容量が買えます。
しかし、余っているノートPCならお金を掛けずにバックアップが取れる。

無駄に機器を買う必要性が無いですよ。
ノートPCをバックアップ取る時だけ電源を入れれば良いんです。
常時稼働では無いのでHDDも傷みは少ないだろう。

災害用の備蓄品と同じ、何かあった時のためのバックアップです。

形はともかく、何かあった場合のためにお金を掛けずに工夫して保存しましょう。

ちなみに今回バックアップ用にしたノートPCのスペックは以下のとおりです。

1.CPU  Pentium dualcore 2.4GHz
2.Mem  4GB
3.HDD  750GB
4.OS  CentOS6.10 x86_64

インストールから始めてネットワーク接続、Samba設定、データ移動まで行い、所要時間は5.5時間程でした。

まぁ、ちょっと安心しました。