A4-5000 – ページ 2 –          おやじdemo_CentOSを使う
4月 232014
 

ここに来てMini-ITX(オンボードCPU)をC70からA4-5000まで掲載しました。
INTELとAMDでスペックは違いますが、少し前のATOMやE350と違い、セカンドマシンにしなくても平気なようなスペックになってきています。コアも2コアから4コアに主流が変わってきていますし、少しずつですが周波数も向上しています。

この周波数については、上がり方が緩やかです。
普通のCPUであれば一気に3GHオーバーですが、オンボードCPU(APU)は現在のところ2GHz前後です。どうして一気に上げないのか?というのが疑問ですが、ここはメインのCPUが売れなくなる事を考慮してスペックを小出しにしていると考えた方が良さそうです。まぁ、速い仕様で作りたいならCPUとMBは別に買ってくれよ!という事です。

AMDに関しては、INTELと違って、このような住み分けをしなくても商売上良いのでは?と私自身思うところがあるのですが、皆さんはどう思われますか?E350を発売した時には、VGAのRadeonHDも含めたAPUという形式をITXという小さなMBで実現し、性能を向上させていくものと思っていましたが、新しくはA4のCPUを持ってきました。何種類ものCPUを作るよりも、その方がAMDにとって良いかも知れません。

さて、今回のMini-ITXでは、比較すると周波数的にはCeleron(J1900:2.0GHz)に軍配が上がります。
デスクトップで使用するにしてもQuadコアは捨て難いですし、サーバーにするにしても処理効果は高い。そして、消費電力も2コアと変わらない状況ならば、Quadコアを選択するのが一番です。

そう考えると選択肢は①A4-5000と②Celeron-J1900になります。
私的にGoGo!したいのはAMDです。(今までGoGo!表示しているのはAMDだけなんです。)
自宅サーバーは現在ATOM-D510(1.66GHz-2コア)ですが、E350を次期サーバーとし、A4-5000をCentOS6.5-64bit-desktopにしようか?という考えでいます。(もちろんATOMが壊れなければあえてサーバーを変更するつもりはありません。)私の場合にはサーバーでも活用も考慮していますが、windowsの代わりのデスクトップ機としてだけの使い道であれば、J1900が良いと思っています。

パソコン自作という観点からすると、メモリ(SO-DIMM)が使い回しにくい。
ノートパソコンの最新版を所有している人なら構いませんが、あるのはx40とhp-6710bではね~。
それにRadeonHDが標準搭載というのもAMDのプラス要素です。
Linuxでも動画再生支援やワイド画面表示に苦労しないで済みます。

そんな事で私的にはA4推し!になるのでしょうか。
元々1万円前後のMBですから、安ければ試しに買って使ってみるのが一番かも知れません。

4月 222014
 

AMDからITXマザーボードでA4-5000のKabini搭載の新製品(4月21日発売)が登場しました。
AMDというとアスロンよりもK6-2のイメージが大きいのは私だけか。
J1900の対抗APUです。写真はBIOSTARの「A68N-5000」という製品です。
こちらはE350の後継機ですね。
A6800AN
仕様ですが、TDP15Wの4コアAPU A4-5000を搭載しています。
省電力APUを活かしたファンレス仕様で、GPUコアにはRadeon HD 8330がオンボード、デュアルディスプレイもOK。メモリスロットがDDR3/DDR3L 1,600MHz×2(シングルチャネル/最大16GB)、SATAポートはSATA3.0(6Gbps)×2、USBポートはUSB3.0×2、USB2.0×4(リア×2/ピンヘッダ×2)で、拡張スロットはPCI-Express2.0(x4)×1(x16形状)を備えています。

速さ的には、A4-5400<J1900という感じでしょうか。
周波数が1.5GHzというのが超微妙であります。
L2キャッシュが2Mですが、これはコア一つに2Mが割り当てられているのではなく、2Mをコア全体で共有するような仕組みだそうです。何となくL2キャッシュは容量が大きい方が速いというイメージがありますが、どうなんでしょう。感覚的には4コアですが、J1800の2コアと同等くらいの処理速度なのでしょうか。キャッシュメモリの値段は分かりませんが、ここはケチらずに1コアで1M(合計4M、シェアは足りない時に行なう)は欲しいと思いませんか。そして、周波数を2.0GHzで出して欲しかった。後からでもいいから頼むよ~AMD。

唯一の利点は、メモリがDDR3の標準メモリです。
それもシングルチャンネルなので、余ったDDR3を付けてもOKかと。
ただし、1600Mhzに対応しているので、こちらを付けると、ちょこっと速いかも。
そして、GPUコアにはRadeon HD 8330が内蔵されているので、VGAカードを購入しなくても大丈夫。
そこがAMDのITXの良いところです。

面白い仕組みとしては、iPhoneやAndroid端末を使い、メディアコントロールや各種操作をおこなう独自ユーティリティ「BIO-Remote 2」やオンラインでBIOSをアップデートできる「BIOS Online Update」を搭載している。

TDPが15Wなので、J1900よりも5W高くなりますが、この5WでRadeonHDが動いているなら、許せる範囲ではありませんか。この省電力Mini-ITXの戦いですが、INTELの4コアであるJ1900とAMDのA4-5000なのですが、性能云々というよりもAMDの製品という事で・・・・・・。

漢は文句を言わずに黙ってAMDでLinuxへGoGo!です。