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2月 032020
 

久しぶりにバイクに乗りました。

土日に天気が悪かった関係で3週間放置してしまいました。

いかし、チョークを引っ張って一発始動でした。
1分ほど3000回転位を維持して暖めます。

その後、チョークを戻してアイドリングするか確認します。
いつもの定位置のアイドリング(1500回転位)より低い回転数ですが安定して規則正しいリズムを刻んでいれば問題ありません。

最近のバイクはFIで始動性も格段と向上していますね。
チョークも車と同様でオートで作動するし、どんな寒い日にもエンジンのかかりが悪くなるという事もありません。

キャブレター型のバイクでは、エンジンの始動性が悪いとか、かかりにくいとか言われていますが、始動性が悪いのは何かしらの理由があるからです。

私のバイク(バリオス)も最初は始動性が良くありませんでした。

セルを回して一発目の爆発でエンジンがストールしてしまうともうかからない状態でした。
特にバリオスの場合にはこの傾向が非常に多いと思います。

寒い日でもチョークを引かなくても始動はするが、ストールしたらアウト。

以後、私の場合は定期的にバイクに乗り、100km位の距離を週一で乗るようになってから、エンジンに関する不安は無くなっていきました。

これは何故か?

この間、走行していて信号待ちでエンジンが止まったりした事もありました。

アイドリングも規定値である1500~1600回転に合わせても2000回転近くになったり1200回転位になったり上下していました。

高回転で回してみると普通に吹け上がります。

それから自分でメンテを行った内容を書いておきます。
(エンジン不調の方は参考にしてみてください)

色々調べてみるとキャブレターのパイロットスクリューの調整ではないか?と思いました。
これも規定でパイロットスクリューを全閉じ状態で1回転半とか2回転ネジを戻すとかありますが、アイドリングが一番高くなる位置で設定を4つのキャブレター全部合わせました。

すると、アイドリングは安定し、燃費も良くなりました。
バイクを始動した時もガソリン臭さが消えました。

確認として負圧ホースを取り外し穴はありませんでしたが新品に交換しました。

燃料ホースは途中にガソリンフィルター(金属網)を取り付けていますが、キャブレターまでの取り回しをなるべく短くしました。紙フィルターは紙の繊維が溶けてキャブレターにいき、詰まりの原因にもなるようなので金属製の網でガソリンをこした方が良いです。

そして最後に、プラグに接続しているコードです。
キャップを外して内部にマイナスドライバーを差し込み外してみます。

プラグに刺さる金色の部品と小さなバネとコンデンサーの3点が出てきます。
この部品が錆びたり、緑青が出ていないか?を確認します。
接触の部分は通電を良くするためにワイヤーブラシ等で磨いておくと良いと思います。

これが完了したら、キャップからプラグコードを外してみます。
ネジのように回すと外れます。

そのコードの刺さっている部分に錆びや緑青が無いかを確認します。
あればコードをカットして錆びていない状態の部分を出して元に戻します。

結構、刺さっていても緩いとかあると振動で通電が曖昧になり、不調の原因にもあります。

プラグコードはガソリンタンクを外すと見えるコイルに繋がっていますが、こちらの接続の確認も忘れないように・・・。

こちらは旧記事で確認ください。

旧記事 ⇒ 【バイク】エンジンの点火系統をリフレッシュしょう!

雨ざらしで放置されている方は、一度、ガソリンタンクの燃料を全部抜く作業をした方が良いと思います。

タンクの底の部分に水が溜まり、キャブレターに流れてしまう事やタンク内の錆び発生につながり、タンク底に穴があいたり、錆びた小片がキャブレターに流れて詰まってしまう事があります。

燃料コックも古い物は内部のOリングが劣化して燃料が流れ放し状態になりキャブレターのオーバーフローの原因にもなります。

私も新しいコック(アッセンブリー)に交換しました。
やはり怪しい、心配と思われる個所をひとつひとつ潰していく事で問題点が狭められていくと思います。

また、バイクを雨ざらしにはなるべくしない事です。

雨に濡れても大丈夫なバイクではあるが、ゴム類、配線類、メッキ部分の劣化は激しいです。特に先ほど書いたプラグコード等の劣化の大きな要因です。

小さなカバーでも燃料タンク部分に被せておくだけでも違う筈です。

調子が悪くなる原因を探るとともに、調子が悪くなるような要因をなるべく作らない事が大事であると言えます。

★【参考】使っているのは以下の商品です。

10月 082018
 

このところ週末になると台風が来たりで天候が悪くバリオスに乗れない日が続いていました。

バイク、自転車等、乗り物が趣味の方はつまらない日だったのではないでしょうか。

私もその一人で、家にパソコンが設置出来なかった事もあり、ノートパソコンが来るまでの間はバイクを掃除したり、乗ったりする事が一番のストレス解消方法でした。

10月に入り、やっと天候も9月に比べれば良くなりました。

バイクはいつもシートを被せてあります。
雨や埃から車体を守るために付けているのですが、雨の日が多かった事もありシートをめくってみるとタンク等が湿気で濡れていました。

これを放置しておくと、フロントサスのインナーチューブが錆びて、オイル漏れの原因になります。

これがシートを被せてある状態の問題です。
雨が上がっても、今度は地面からの湿気がシート内にこもってしまう。
これが原因で色々な個所が錆びたり、曇ってしてしまうんですね。

雨上がりの天気が良い日は乗らなくてもシートを外してバイク自体を干しておかないとダメです。

私のバリオスのような古いバイクはアルミ関係(ホィールやエンジン周り、メッキ関係)に白錆が多く出るようになってしまいますので、必ずピカール等で磨いておく事が大事です。

若い人だと、バイクを乗るだけでメンテをあまりしない人が多いのですが、メンテは重要です。
バイクはエンジンを自分で抱えて走っているようなものなので、メンテ不足=事故につながりやすい。

各部品のネジ・配線が緩んでいないか?
ストップランプ、ウインカーは前後点灯するか?
チェーンは緩んでいないか?
ブレーキのフィールド、冷却水は足りているのか?
タイヤの空気圧や溝は大丈夫なのか?

などなどです。

その確認をしながら掃除や給油をしてあげれば良いと思います。

最近のバイクはインジェクションなので気を使わないようになっていますが、古いキャブレター方式のバイクはキャブレターの状態も乗りながら把握しておくことが必要です。

ガソリン臭くないか?
オイルにガソリンが混じってないか?
ガソリンタンク内が錆びていないか?
始動性は良いか?
アイドリングは安定しているか?
吹き上がりは良いか?

特にバリオス等の4気筒車はキャブレターが4基付いています。
その4つのキャブレターが詰りも無く、同調していないと不安定になります。
古い車種では、キャブレターの調子以外に燃料コックが壊れている場合があります。
負圧コック方式のキャブレターの場合、このケースが大きな問題を起こします。

負圧式はエンジンが始動するとエンジンからキャブにホースで空気を吸い込むような流れになっていて、この空気を吸い込む事で燃料タンクからキャブレターへ燃料が流れる仕組みになっています。

この制御をしているのが、燃料コック(負圧コック)です。

コックのOリングが痛んでいたりすると、エンジンが始動していないにも関わらず、キャブレターがオーバーフローして溢れた燃料がエンジンへ流れてしまう事になります。そうなると止めていたバイクのエンジンシリンダー内はガソリンで溢れ返ってしまう事になります。

勿論、こうなるとエンジンはかかりません。
エンジンがかからない=キャブレターが悪い、プラグが悪い。と思いがちですがこれは違うんですね。

この現象は日々少しずつ燃料が流れていくので、毎日乗っている人はなかなか気が付かない。ただ、「バイクがガソリン臭い」、「始動性が悪くなった」、「燃調が濃いみたい」と感じるはずです。

あまりバイクに乗らない人は、エンジン内に溜まったガソリンがオイルタンクに流れて溜まっていきます。こうなるとエンジンは始動しないというよりもセルモーターが圧での回らなくなるという現象になるかと思います。無理に回すとエンジン自体が壊れる可能性があります。

確認方法は簡単です。
燃料コックからキャブレターへ繋がっているホースを外してみる。(コックは普通のONの状態)

これだけです。

◎正常な場合・・・・燃料は漏れない(負圧が働いている)
×壊れている場合・・燃料が漏れてくる

壊れている場合には、直ぐに燃料コック自体を替えましょう!
ばらしてOリングを替える方法もありますが、古ければ全てアセンブリーで交換した方が安全です。

コックを交換したら、念のためオイルも新しい物に交換した方が良いでしょう。
ガソリンが混じったオイルでは粘度が下がっているのでエンジンに良くありません。

これから寒い時期になってくるので、「もうバイクは少し休眠」という人もいると思いますが、2.3ヶ月乗らないという事であればキャブレター内のガソリンは抜いておくのがベストでしょう。キャブレター下部にドレンの抜くネジが付いているはずです。

燃料タンクはガソリンを満タンにしてフューエルワン等を入れておくのがベストです。
満タンにしておく理由はタンク内が蒸発した水滴で錆びるのを防ぐためです。

私は、寒くても雪が降った後以外は、ワークマンのイージスを着て乗るつもりでおります。

冬は冬で寒いけど良い景色があるんだよね。

安全に安心してバイクが乗れるようにメンテナンスを怠らないようにしたいと思います。