マルウエア – ページ 2 –          おやじdemo_CentOSを使う
8月 022014
 

このところ記事の投稿が滞っていました。
色々と見に来て下さる方々にご迷惑とご心配をお掛けしてしまいました。

滞っていた要因は職場の転勤という事です。
少し前に職場のVAIOにCentOS-5のサーバーを作り、ファイル共有やHttpdを動作させたりした記事を書いた時に、自分が転勤などあった際にはサーバー管理やHPの管理をどうするか?という面を考えていたのですが、簡単な扱い方を同僚に教えていた程度だったので、引渡書というか引継書を作成し、後々何があっても対処出来るように資料作成をしていました。思ったより時間がかかってしまい、このブログの記事が止まってしまっていたという事です。

今度は8月から新しい職場という事になり、新しい環境、人間関係の構築など覚えなくてはならない事も多々あるので。前のように毎日レベルでの更新は慣れる間までペースが戻るか分かりませんが、努力してやっていこう!と思っております。今後もよろしくお願い致します。

さて、前置きが長くなりましたが、USBの根幹に脆弱性というニュース記事が出ていました。

◎ニュース記事のソースはこちら ⇔ USBの根幹に脆弱性発覚、死角はファームウェア

◆記事の一部引用です。

セキュリティ研究者のKarsten NohlさんとJakob Lellさんが、USBの基本的な通信機能をコントロールするファームウェアをリヴァース・エンジニアしました。彼らはさらにBadUSBというマルウェアも作り、ファームウェア内部に入れ込みました。それによって「USBデヴァイスにインストールすれば完全にPCを乗っ取ることができ、見えないところでファイルをメモリスティックから書き換えたり、ユーザーのインターネットトラフィックをリダイレクトしたりもできる」ようになってしまいます。

USBメモリやキーボード、スマートフォンなどのUSBデヴァイスにはコントローラチップが埋め込まれ、接続されたデヴァイスとコンピュータの間の情報のやりとりを可能にしています。NohlさんとLellさんは、このコントローラチップをターゲットにしました。つまり彼らのマルウェアは、フラッシュメモリのストレージの中(コンピュータにつなぐとファイルとして見える部分)にあるのではなく、ファームウェアに隠されていて、削除するにはかなりの技術的知識が必要です。LellさんはWiredに語っています。

私の意見というか感想ですが・・・・・「今更こんな事言われてもしょうもない!」です。

それに、逆にこんな記事を書いてしまうと、悪い連中に逆に良い情報を与えているようにも思ってしまいますが、皆さんはどう考えますか?

対処方法としては、安心出来る人、もしくは自分のUSB機器しか接続しないという事です。
将来懸念される事としては、製造段階であえてマルウエアを仕込んでおくという手口です。
これは中国式というか一番注意しなくてはなりません。
安いUSB機器だからラッキーと思って使っていたら地雷だったという事になります。
記事の中にはNSAの監視活動にももしかして使われているのではないか?という可能性もあります。
そうであれば、発見される今までの間、情報ダダ漏れという事ですよね。
最初にUSBの仕組みを作った会社だとかも経緯を調べていくと何となく裏の環境が分かってくるようにも思えます。世に中、人の情報を盗み出そうとする人が多くて困りますね。これは物を盗むと同様、犯罪である事を証明し、それに関わった人、製造者は処罰されるべきだと考えます。

そうしないと、全てがうやむやに誤魔化されてしまいます。

便利な物には思わぬ落とし穴があるという内容となってしまいました。
今度は、ネットに繋がないパソコンでは無く、USBを接続しないパソコンが必要になってくるのかも知れません。これは予想ですが、マルウエアはwindowsを基本に作られているはずなので、linuxは安心出来る可能性がありますが、ここ暫くは注意して新しい情報(対処方法や対応OSなど)を待つことにしましょう。

4月 032014
 

ここに来て、IT関連のニュースではXP終了に伴う記事の多さが目立ちます。
中でも、XPをこれから使うための8つのTipsとかありました。

記事は⇔ こちら (ITmedia エンタープライズ 4月2日付記事より一部抜粋)

Tips 1:4月9日に公開される修正パッチを必ず適用し、XPを最新状態にする
Tips 2:ウイルス対策ソフトやFlash、Javaなどインストール済みソフトウェアを全て最新状態にする
Tips 3:ウイルス対策ソフトやパーソナルファイアウォールによる制限を最大にする
Tips 4:使用していないソフトウェアとドライバは全部削除する
Tips 5:セキュリティソフトなどが搭載するアプリケーション制御機能を使って、アプリの利用を制限する
Tips 6:XPマシンの接続は制限されたプライベートなネットワークだけにする
Tips 7:管理者レベルのユーザーアカウントを削除する
Tips 8:Tips 1~7を実施する手間を惜しまない

しかし、ここまで来ると、パソコンとして使えませんよね。

現時点でもマルウエアに感染している事だってあり得る話なので、今後、ネットに繋げるにしても、信頼されているサイトしか見に行かない!とかの対処をするべきと思います。今までのように、あちらこちらと閲覧していると、とんでも無い事になる可能性が高くなるという事を心得ておくべきです。

普通に考えれば、これを機会にXPは外部とのネットワークを切るべきで、必要な場合には、windows-7やwindows-8のパソコンを一時的に借りて使う事です。1.2万で買えるOSをケチったために、会社の秘密情報から個人情報、取引先の情報まで漏洩すれば、会社の存続にも関わる話です。

男に例えると、抵抗力の低い病み上がりの状態で、デリヘル嬢と生でセックスするような物です。
後になって性病になる可能性が非常に高い。うぅ~かゆい!やられた~
そんな時には、安心してセックス出来る、彼女や奥さんとしなさい!という事です。

比喩がお下劣ですが、自分だけでは無く、知人、関係者にも病気を移すという部分では非常に似ていると思います。 そのような事にならない為にも、XPしか無い人はネットワークケーブルを抜くのが一番です。(抜くのは同じ)

超初心者の人に、ファイヤーウォールやら、修正パッチやら言ったって分からない人が沢山いるわけですよ。そういう人達が一番、危ない訳で、周囲の人達が処理してあげるか、手順を分かり易く説明してあげるとか、MSに電話させるとか(笑)しないと何もアクションを起こさないでしょう。こういう人には、面倒なのでXPはもう使えないから、新しいパソコン買いなさい!と話をするのが一番かも知れません。

知っている人がXPを使うしかない状況であれば、石橋を叩いて使うでしょうから問題はそう起きないと思います。

ただ。記事によっては、MSが前からXP終了のアナウンスをしているのだから、このアナウンスについて対処を怠っている企業が問題である。と言い放っている人もいますが、それは端的にOS入れ代えればOKというだけの話ではないケースもあるでしょう。ある特定のシステムを動かすソフトがXPというOSで動作するように作られている場合には、単純にwindowd7に置き代えればいいだろう!とはならないでしょう。全部が全部、計画的にやってこなかったせい、みたいな表現はどうかな?という事です。
「じゃぁ、windows8買うから、そのシステムソフトをwindows8でも動くようにMSさんで無償でやってくれよ!」と言いたくなりますよね。

どちらにしてもXPの時代は終了したという事でしょう。

家でレガシーOSとして使う分にはOKなので、「XPは死なず、ただ去るのみ!」という事です。

◆追加情報(2014-04-04)

MSでXP最後のアップデートが4月9日に月例4月更新プログラムで提供されます。
OfficeのWordゼロディ攻撃対策の修正版も出来るので、XPユーザーは必ずアップデートをするようにお願いします。そしてこの更新がXP最後のものとなります。

3月 182014
 

Wi-Fiルーターをハッキングするウイルス(トロイの木馬)が出たようです。

ソース元は⇔ScanNetSecurity (3月18日付記事より引用)

株式会社Doctor Web Pacific(Dr.WEB)は3月17日、ブルートフォースを使用してWi-Fiルータのアクセスパスワードを解読し、デバイスの設定で指定されているDNSサーバアドレスを変更するマルウェア「Trojan.Rbrute」を発見したと発表した。犯罪者はこのマルウェアを使用してボットネット「Win32.Sector」として知られるファイルインフェクターを拡散していた。

Trojan.RbruteがWindows PC上で起動されると、リモートサーバとの接続を確立し、送られてくるコマンドを待機する。コマンドの中には、スキャンするIPアドレスの範囲が含まれている。このトロイの木馬はD-Link、TP-Link、ZTEの特定の製品のパスワードを解読できる。辞書攻撃も併用して認証を突破すると、トロイの木馬はハッキングに成功した旨をリモートサーバに通知し、DNSサーバ設定で指定されているアドレスを変更するようルータに指示を出す。その結果、ブラウザでサイトを開こうとしたユーザは、犯罪者の作成した別のサイトへとリダレクトされることになる。

先ずはWi-Fiルーターご使用の方は設定の確認をお願いしたいと思います。IDとパスワードはありきたりな名前(adminとかrootとかuserとか)は直ぐに変更しておいた方が得策です。

これじゃ、ちょくちょくルーターの設定も確認してないといけないです。
知らぬ間に勝手にDNSが書き換えられていた!なんて事ならないようにしたいものです。
当然、DNSが書き換えられた事が分からなければ、アクセスした途端、知らないサイトへ飛ぶ事になります。
「あれ!こんなサイトに設定していたか?」と思った時には既に遅し。
「うぅ~やられた~!!」とならないように注意して欲しいと思います。