APU – ページ 2 –          おやじdemo_CentOSを使う
4月 292014
 

4月も残り少なくなりました。
もう5月のゴールデンウィークに入っている人もいるかと思います。

LIVA(聖櫃)に関する記事を続けて書きましたが、気になっている人が沢山で驚いています。
この連休に購入して作りたい!という人が多いのかも知れません。
アマゾンでは商品自体が入荷待ち状態ですが、ドスパラではwindows8.1をインストールしてあるLIVAとベアボーンの2種類が販売されているようなので、「今欲しい!」という人はドスパラのホームページで確認をされてみてはいかがでしょうか。

Dospara ⇒ LIVAのホームページへ

◆LIVA windows8.1   29,980円
◆LIVA OS無し     16,649円

※どちらも限定数なのでご注意を。

このLIVAですが、ubuntuがインストールできると言うことは、多分ですが・・・CentOSは大丈夫かと思います。CentOSが大丈夫であれば、Scientific-Linuxも大丈夫という事になります。そう考えると、ubuntuが平気なら,Debian/GNUも大丈夫です。
INTELのCPUですし、怪しいチップセットを使っている訳では無いので問題はないでしょう。
OSの互換性については、今後、調べて記事にします。
情報があればお寄せ頂けるとありがたいです。

しかし、LIVAの価格を見ると、OSの価格がONされていると本体価格も重たくなりますね。
折角、本体が16,649円でも13,000円ほど高くなってしまいます。
それであれば、ubuntuやCentOSをインストールして使うのが良いでしょう。
USB3.0を使って外付けHDD2TBがその金額で購入出来ます。

さて、前置きが長くなってしまいましたが、Mini-ITXの使い道としてデスクトップで使いたいという人が大多数かと思います。Linuxを入れて自宅サーバーにする人は数少ないのではないでしょうか。サーバーと言っても、WWWサーバーやメールサーバー等のサービスを設定したサーバーと家の中だけで使用する内側サーバーがありますが、サーバーで使用するならwindowsよりもLinuxの方が費用もかからないし、楽しめると思います。「Linuxは素人では扱えないから無理」とおっしゃる人もいますが、そこは自分でやってみて答えを出したらいかがでしょうか。OSが無料である分、少しは努力も必要です。

そして、デスクトップで使用する人は、windows8.1かwindows-7、ubuntu,CentOSあたりでしょうか。
ディスプレイは横長のワイド画面を使っている人がほとんどではないでしょうか。
そうなると、Mini-ITXのオンボードVGAはとても大切な要素です。
AMDのITXであれば、C70もC60もA4もE350もRadeonが標準装備です。
Linuxを使うにしても、Driverを当てれば確実にワイド画面対応になります。
しかし、INTELの標準VGAでは、ワイド画面に対応出来ない物もあります。
例えば、ubuntu=OK、CentOS=×という事もあります。

動画を見たりする上でも動画支援機能も生きてきますし、別にVGAを買って付けるから要らないという人は除いても、大して値段が変わらないなら、GeFoeceやRadeonHDが最初からオンボードされているMini-ITXを選択して欲しいと思います。

そしてQuadコアのボード。
これも1,000~2,000円しか変わらないのであえて2コア買う事ありません。
サーバーでなるべく電気代を抑えたいとかの理由がある人以外は、こちらを選択すべきです。
メモリもケチらず、ボードに搭載出来る最大のメモリを買って下さい。8GB~16GBです。
Linuxのデスクトップではあれば、あった分、キャッシュとして使用するので8GBでも使い方によっては、キャッシュ+バッファーで7GBを使っている場合があります。特に動画再生を連続して行うとメモリを消費します。動画ソフトを落とすとメモリが開放されるので問題ありませんが、一時的にSWAPする事もあるので、気持ち良く動かすにはメモリをケチってはいけません。

それらを考慮すると、Linuxで使用するなら、やっぱり「A4-5000」のITXマザーが良いですね。
ASUSやGIGABYTEなどの有名どころのメーカーも発売するでしょうから、もう少し待ってみましょうか。 LIVAもメモリ4GB仕様も出てくる訳ですし、QuadコアのAPUは少し我慢です。

「俺は我慢できないぜ!」という人とwindows派の人は「J1900」を選択してください。

◆追記(2014.05.03)
ECS-LIVAのLinux使用についてですが、記事読者の方から情報を頂きました。
現在のところ(2014.05.03)ではCentOS6、Scientific-Linux6には対応出来ない(eMMC 32Gが認識しない)との事です。ubuntuでもデスクトップで使用可能であり、ubuntu-serverでは問題が生じるとの事です。
Linuxでも最新Kernelであれば対応可能ということです。

情報ありがとうございました。

4月 222014
 

AMDからITXマザーボードでA4-5000のKabini搭載の新製品(4月21日発売)が登場しました。
AMDというとアスロンよりもK6-2のイメージが大きいのは私だけか。
J1900の対抗APUです。写真はBIOSTARの「A68N-5000」という製品です。
こちらはE350の後継機ですね。
A6800AN
仕様ですが、TDP15Wの4コアAPU A4-5000を搭載しています。
省電力APUを活かしたファンレス仕様で、GPUコアにはRadeon HD 8330がオンボード、デュアルディスプレイもOK。メモリスロットがDDR3/DDR3L 1,600MHz×2(シングルチャネル/最大16GB)、SATAポートはSATA3.0(6Gbps)×2、USBポートはUSB3.0×2、USB2.0×4(リア×2/ピンヘッダ×2)で、拡張スロットはPCI-Express2.0(x4)×1(x16形状)を備えています。

速さ的には、A4-5400<J1900という感じでしょうか。
周波数が1.5GHzというのが超微妙であります。
L2キャッシュが2Mですが、これはコア一つに2Mが割り当てられているのではなく、2Mをコア全体で共有するような仕組みだそうです。何となくL2キャッシュは容量が大きい方が速いというイメージがありますが、どうなんでしょう。感覚的には4コアですが、J1800の2コアと同等くらいの処理速度なのでしょうか。キャッシュメモリの値段は分かりませんが、ここはケチらずに1コアで1M(合計4M、シェアは足りない時に行なう)は欲しいと思いませんか。そして、周波数を2.0GHzで出して欲しかった。後からでもいいから頼むよ~AMD。

唯一の利点は、メモリがDDR3の標準メモリです。
それもシングルチャンネルなので、余ったDDR3を付けてもOKかと。
ただし、1600Mhzに対応しているので、こちらを付けると、ちょこっと速いかも。
そして、GPUコアにはRadeon HD 8330が内蔵されているので、VGAカードを購入しなくても大丈夫。
そこがAMDのITXの良いところです。

面白い仕組みとしては、iPhoneやAndroid端末を使い、メディアコントロールや各種操作をおこなう独自ユーティリティ「BIO-Remote 2」やオンラインでBIOSをアップデートできる「BIOS Online Update」を搭載している。

TDPが15Wなので、J1900よりも5W高くなりますが、この5WでRadeonHDが動いているなら、許せる範囲ではありませんか。この省電力Mini-ITXの戦いですが、INTELの4コアであるJ1900とAMDのA4-5000なのですが、性能云々というよりもAMDの製品という事で・・・・・・。

漢は文句を言わずに黙ってAMDでLinuxへGoGo!です。

4月 132014
 

ASRockから省電力APUのマザーボードが発売されました。
あのC60の後継機となる、C70M1という型番です。

ASRock  → C70M1の詳細はこちら

ATOMやE350の後が続いてなくて、省電力用のマザーボードのおすすめ品が無かったのですが、これからサーバーを自分で作りたい、静かなサーバーにし たい等、価格も安いし(7000円前後らしいです)メモリもDDR3なので、4GBを2枚とか、2GBを2枚とか購入しても良いかと思います。

C70MC70M1C70M12

◆特徴について

  1. AMD デュアルコア Ontario C-70 APU
  2. DDR3 1333(OC), 2 DIMM スロット, 最大 16GB の最大容量
  3. 統合された AMD Radeon HD 6290 グラフィックス, DX11 クラス iGPU, Pixel Shader 5.0
  4. 1 x PCI Express 2.0 x16 スロット
  5. 4 x SATA3, 8 x USB 2.0 (前面に 4 個、背面に 4 個)
  6. 7.1 チャネル HD Audio (Realtek ALC887 オーディオコーデック)
  7. ASRock XFast RAM, XFast LAN, OMG, 除湿機, UEFI システムブラウザ

VGAでRadeonHD6290がオンボードされていますが、いくら新しいAPUとは言え周波数は1Ghzです。windows等で使用するには過度な期待はしない方が良いと思います。しかし、GUIで使用しないLinuxサーバー用途であれば魅力的な製品です。この高い電気代で常時稼働させるには、やはり運用時のコストが問題です。9Wならば一ヶ月電源ON状態でも、コーヒー1杯程度の電気代で済むのではないでしょうか。処理速度の速い遅いはありますが、自宅サーバー運用面で一番大事な事は、静かでコストがかからない点を重視して欲しいと思います。

除湿機能が付いていたり、LEDランプの制御が出来たりと、おもしろい機能も付いています。

新品の省電力MBを待っていた人、これでLinux–ServerへGoGo!