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11月 122016
 

1991年頃にバイクの馬力規制がありました。

簡単に言うと、「馬力出し過ぎで危ないから馬力落としなさい!」というお上からの教育的指導がメーカー側にあったという事です。

その頃のバイク事情と言えば・・・2スト全開バリバリでした。
山道の峠行けば、沢山のライダー(仮面ライダーではないよ)が集まっていました。

少なからず、危険運転、事故も多かったのは事実でしょう。
そして、問題だったのは、カタログ上のスペックと実車のスペックの違いです。

三菱自動車のように燃費を誤魔化すようなスペックの違いではありません。

当時、レーサーレプリカモデルで有名だったNSR250(2st、V2気筒)ではカタログ上では45馬力になっていました。これは250ccという排気量の最大出力ですが、実はこれ以上に馬力が出てしまっていたというのが事実のようです。

当時は、HONDAがNSR、YAMAHAがTZR、SUZUKIがRGV-γ、KAWASAKIがKRという2stレプリカで性能を争っていました。これは世界GPも同じです。

新しい機能、技術が惜しみなく搭載され、どのバイクよりも速く、どのバイクよりも曲がるという今では考えられないようなスペックをもっていました。

NSRなどは最先端で、プロアームやV型エンジン、そして同爆エンジンなどなど・・・。

実際のところ250で400ccの4stバイクより馬力(本当は750並)があったのは事実のようです。

そして丁度その頃に、社会的な環境問題などもあり、世界GPでも2stの廃止に伴い、日本国内の2stエンジン、レプリカの販売の取りやめ及び排気量毎の馬力規制となった訳です。

ですから、その頃販売されていた、4stエンジンには「規制後」と「規制前」の2種類が存在します。

◎規制前 250cc 45馬力 400cc 59馬力
◎規制後 250cc 40馬力 400cc 53馬力

約10%の馬力を落とす形での規制だったようですが、今まで10%未満の出力の誤差も認めないということになっており、実質はそれ以上の馬力規制となっているようです。

という事は、250ccで45馬力という表記でも、良い個体は50馬力くらい出ているという事です。

それが、規制されて絶対40馬力になった訳なので、乗っても違和感があったのではないかと推測されます。

当時、4stは250でも4気筒モデルがありました。

レーサーレプリカではCBR250RやFZR250R、GSX-R250、ZXR250などです。
結局、4stの4気筒モデルも排気ガス規制の対象となり、何年か後には全て無くなります。

最後には、ネイキッドモデルで残った、JADEやBandit、Barius等も無くなります。
勿論、1992年以降のモデルは全て40馬力ということになります。

現在でも2stはもう作られない分、高い価格で中古車が販売されています。
4stは逆に規制後と規制前では荒く乗られていたかどうか判断する材料になっている。

250ccで高回転型エンジンだと回され過ぎてエンジンが痛んでいる可能性が高い。
やんちゃな若い子が乗っているのでオイル交換もせず乗っている。

4気筒という現在売られていない250ccクラスでは、良い中古車を探すのが大変です。

バイクの場合には、結局中古車の走行距離では判断が付かない上、外装だけでも判断が付き難いという事もあり、エンジンや足まわり含め、大事に定期的なメンテナンスをされた個体が良いという事になろうかと思う。

実物を見て、消耗品のチェックやフレーム、錆など一通り見て決めた方が良いのは承知のこと。

そして、買ってから良かったかどうかは運もあるように思う。

6月 212014
 

J1900については、やっと色々なメーカー製品が出揃ったというところです。
そして、上位CPUのpentiumを搭載しているボードも発売されています。

ボードを見ると個々特徴があり、自分の使い方に見合ったボードを選択して欲しいと思います。

ASRockはオンボードCPUのボードに対して力を入れているなという感じがします。
と言うのも、J1900だけでも3種類のボードを発売しています。
J1800も2種類販売されていますが、2コアなのであえて、こちらを選択する事は無いかと思います。

◆ASRock Q1900シリーズ

Q1900-ITXQ1900BQ1900M(m)

左:Q1900-ITX・中:Q1900B-ITX・右:Q1900M(micro-ATX)

見ての通り、色、雰囲気はほとんど同じです。
写真を見て、分かる点は、Q1900のmicro-ATX使用のMでは、メモリが標準のDIMM形状であり、PCIe×16も付いています。MはボードがITXよりも大きい分、拡張的に優れています。特にITXという大きさにこだわりが無く、ケースも普通のミニタワーで使いたい、今、余っているATXのケースを使いたい!という人は、あえてITXにしなくても良いのではないでしょうか。

なぜなら、PCIe×16があれば、ビデオカードを追加させる事も出来るし、メモリも汎用型なので使い回しが出来るという点では有利です。セカンドマシンとして使用するなら、拡張性のあるQ1900Mを選ぶのも悪くはありません。

そして、Q1900-ITXとQ1900B-ITXとどこが違うのか?

◆違う箇所は・・・・・

①Q1900Bはグラフィックの出力が D-Sub, HDMI の2種類、Q1900-ITXは、D-Sub, DVI-D, HDMI の3種類。
②音声出力が、Bの場合には、5.1 チャンネル HD オーディオに対し、Q1900-ITXは、7.1 チャネル HD Audio
③Q1900Bにはレガイーポート(プリンターポート)が付いている。
④その他、メモリやビデオ出力は同じ。

◆アマゾン市場価格(参考までに・・・並び順は上記と同じです)

◆おやじの意見
基本性能は同じなので、あとは、価格と今持っている部品との兼ね合いでしょうか。
オンボードVGAではちと頼りないと思う人はMを選択すべきかと思うし、全てを新品で揃える(ケースからメモリ、HDDまで)なら価格重視で良いのかも知れません。将来的にLinuxサーバーにしたいという人は、Q1900Mのmicro-ATXはメモリの互換を考慮すると一番ありがたいボードかも知れません。

このBayTrailのCPUについては、CentOSをはじめ、Linuxのインストールが出来ないと言う情報もあります。LinuxがこのCPUやチップセットに適合するのも、それ程時間はかからないと思いますが、筆者の私も、Q1900については今後、夏休みの課題として購入を予定していますので、以後、色々な情報を提供していきたいと考えております。

また、皆様より、Q1900とLinuxについての情報を頂けると有難いです。
情報については、記事に反映していければいいなと思います。

今後とも、よろしくお願い致します。

4月 152014
 

久しぶりにこのブログを読んで頂いている方から質問のメールが来ました。

Q.「XPの後にLinuxをインストールしようと考えていますが、Linuxはバージョンが沢山あるのでどれを選択して良いのか分かりません。パソコンはCPUがpentium4の2.4ghz、メモリが2GB、HDDが120GBです。使い方はデスクトップで使用したいと思っています。メモリは1GBでしたが中古で購入して2GBにしました。」

という事なんですが・・・・。

では私のおすすめのCentOSで説明をしたいと思います。
現在のCentOSは5シリーズと6シリーズがあります。(BMWではない)
そして、両者には32bitと64bitがおのおのあります。
CPUを基本に考えると、CentOS-5をおすすめします。
そして、メモリ搭載量を考慮すると、32bitが良いと思います。

windowsからLinuxにする場合には、どうしても最新のバージョンをインストールしたいという気持ちになるかと思いますが、CPUによってはインストールできない物もあります。例えばX40はCentOS-5しかインストール出来ません。6をインストールしようとしても途中で停止してしまいます。6であれば2コア以上のCPUでないと満足な動作を望めませんし、普通に使う分であれば、5も6もそんなに変わる物でもありません。2コアのCPUでも周波数が低いATOMやCore2duoの4000シリーズ等は5を選択した方が6より動作が軽いし、メモリの消費も抑えられています。

CentOS-6にする場合の判断基準です。(あくまでも私の個人的な意見です)
CPU・・・Core2duo E4600より上。以下はcentOS-5にすべきです。
メモリ・・2GB以下 もちろん32bitを選択するべき。
例えばpentium4などはメモリが搭載されていても2GB、普通は1GB程度のパソコンが多いと思います。
無理に重たい方のOSを選択する必要もありません。
その後の使いやすさ、操作性を考慮するべきで、pentium4,pentium-m,celeron,等は5にして下さい。

以上の事は、兄弟OSのScientific-Linuxでも同様です。
Core2duo-E6600にScientific-6.4_64bitのデスクトップ(gnome)を使用していますがメモリが2GBではきついです。何も動作させなくても2GBの内、1.3GBを消費しています。(勿論、キャッシュやバッファーもありますが)そこにFireFoxを起動させると一気に1.6GB以上になってしまいます。複数のホームページを開いた状態にすると、SWAPしているケースもあります。E6600でもメモリが4GB以下の場合は32bitにするべきだったと反省をしています。

次回、再インストールする際には、迷わずScientific-Linux-5を選択します。

メモリが少ない場合には、必ず不要なサービスは停止させるようにしましょう。
無駄にリソースを消費しては、元々少ないメモリが大変な事になります。

初めてLinuxをインストールする人は、何回か間違えたりして再インストールしたりする事があるかと思いますが、繰り返している内に段々と意味やコツが分かってくると思います。インストールする時には、インストールタイプをデスクトップにしないとX-windowが起動しないので注意してください。サーバーにするのであれば、webサーバーを選択すれば良いと思います。ただし、サーバーを選択してしまうと黒い画面の認証で止まります。いくら待ってもx-windowは起動しませんので注意してください。IDとパスワードでログインして、Xが使えるように端末で操作設定をするか、再インストールするしか方法はありません。

最初からwindowsのように扱えると思わずに、悩みながら設定して欲しいと思います。