メモリ –          おやじdemo_CentOSを使う
10月 272021
 

windowsのパソコンは時間経過とともに段々と起動も遅くなってきます。

最初はスムーズに起動していたのが、いつの間にか起動後もHDDにアクセスをしている時間が長くなってきてしまう。

これらの要因はwindowsの度重なるupdateやディスク内の不要なファイルの増加、そしてHDD内の分断化による影響が大きいと思います。

そしてもう一つの問題があります。

それはハードの問題でもあり自分のPCを置いてある環境にあります。

その問題とは・・・・・・「埃」です。

何年も吸気排気を繰り返ししているので、PC内部は大きな埃から小さな埃まで蓄積しています。

慣れている人は定期的にPCの箱を開けて掃除機で吸い取ったりしていると思います。

でも掃除機だけでは基盤(マザーボード)の細かな目の中に入っている埃を取り除く事は非常に難しいですよね。

掃除機で吸い取る目的自体が、吸排気の効率を高めるための人が多く、基本的にはCPUやVGAカードの熱対策のためであると思います。

会社のPCで調子が悪い個体がありました。

BooK型PCで机上に乗せられていた物ですが、ある一定期間を経過すると固まり易くなる。
少し休ませるとまた起動はするが、再度固まってしまう。

私もこのPCを何度か修理して起動できるようにしていましたが、前述のような内部の埃を取り、メモリを差し直ししていた程度で少しの間、復活していました。

今回、修理依頼があり、根本的に解決する事にしました。

内部はやはり埃が凄い状態です。
電源の吸気部分には埃がびっしりです。

メモリも外し、スロット部分の埃を吸い取ります。

しかし、掃除機の大きさとスロットの部分の隙間が合わず近づけて吸い取る事が非常に難しい状態です。

一番良い方法は、エアで吹き飛ばす事でしょうか。

今回は秘密兵器を持参してきました。

それは・・・・・「シリコンスプレー」です。

シリコンスプレーは量販店などで安価に購入できる物です。
私は日曜大工センターで1本230円程度で購入しました。

このシリコンスプレーをメモリ全体的に吹きかけます。
そしてメモリスロットにも思い切り吹いておきます。

大事な事は、HDDに繋がっているソケット類、マザーボード全体にも吹きかけておく事でしょうか。配線類は一度外して、そのソケット部分にも吹きかけておきます。

ファンの回転する部分に吹いておくと静かになります。

重要な事は、スプレーを吹く前に必ず掃除機等で大きな埃は吸い取っておく事です。

小さな埃はスプレーの圧で吹き飛んでくれます。
このお陰で基盤に詰まった小さな埃がなくなり基盤に流れる電流が安定するのだと思います。

勿論、埃で詰まって接触の悪かった箇所、ソケット類部分にも有効です。
スプレーを吹いたら雑巾等で拭かないでください。吹いたままで大丈夫です。

パソコンの蓋を締めて元に戻して起動させてみます。

動きが全然違います。
マウスでクリックすると違いが分かります。

PC自体がシャッキとする感じでしょうか。

何となくパソコンが遅い、シャッキとしない。
そんな人は一度、シリコンスプレーで基盤掃除してみましょう。

間違えてCRC-556は吹かないようにしてください。壊れます。

10月 232020
 

仕事場にあるFujitsuのパソコンです。

ブック型でCPUはi5、メモリは4GB(2G×2)の仕様です。

これは現場で使用しているパソコンなのですが、定期的に調子が悪くなるという現象がある。

この調子の悪さと言うのが・・・・

①急にブルー画面になり固まる
②電源を入れても起動しない

こんな症状が現れます。

PCに詳しい方であれば何となく「ここが悪い」と感じてしまうのではないでしょうか。

悪さをしているのは「メモリ」及び「メモリスロット」です。

定期的に症状が出るというのが曲者で、メモリ自体はエラーが無いが、メモリを差してあるスロットの緩みが生じ、接続エラーとなる。

なぜ定期的になるのか?

これは私の予想であるが、CPUクーラー及びHDD等の振動がメモリスロットに伝わり、時間をかけてメモリを緩ませているのではないかと考えています。

もちろん、メモリスロット自体が緩い場合もある。

このPCはブック型であり、メモリは垂直になっている。
メモリの重さが縦にかかっており、緩みやすい環境でもあると考える。

私の所有のPCでもメモリスロットが不調のマザーボードがあり、スロット自体が壊れてしまっている。何度差しても認識しない。

このようなマイナーな故障がPCが古くなってくると多く出てくる。

パソコンのケースを開けると、中は埃まみれです。

メモリはもちろん、CPUファン、電源は埃が固まっている状態です。
仕事場で多いのは、家と違い砂、土っぽい埃が多い事である。

メモリスロット周辺は丁寧に掃除機で吸い取り、メモリ自体も汚れをとっておく。

埃が多くなれば発熱が高くなり、ファンが多く回る事になる。
それが振動になって、メモリスロットの緩みに繋がっていく。

ブック型のPCは縦型にせず、横型で設置をする事をお勧めします。

そして定期的な内部清掃をする事です。

10月 022015
 

仕事先の倉庫から怪しい一品が出てきました。

その名は「FMV-BIBLO NB50G」です。

シルバーの本体で前面にブルーの液晶があります。
この液晶の中にアクセスランプと同じ役割のアイコン(HDDやDVDなど)が出ている時はアクセスしてますよ!という事のようです。

しかし、ランプと違い、アクセスの強弱が分からないし、目立たない。
一言で言うと、見栄えはいいが意味が無いような感じでしょうか。
こんな部品一つで、PCの価格が高くなる様な事であればどうなのかな?と思います。

おやじ的には「いらん問題」ですな。

そしてスペックですが、CPUはceleron2.2GHz memory256MB HDD40GB ATA100 VGA Radeon IGP 340Mという今のPCからするとチープな仕様です。唯一の利点はRadeonがオンボードという事くらいでしょうか。メモリもオンボードの256MBしかありません、積めても最大で768MBという事です。
bean2このメモリではLinuxでの復活も難しいな・・・。と感じていましたが、家で古いノート用PCのメモリを探してみたところ256MBのメモリが見付かり、早速取り付けをしました。この型式のFMVは液晶の下にあるノッチを押しながらパワースイッチのある板を左にずらすと外れ、そのままキーボードが外れるとても簡単な仕様となっていました。ドライバーも使いませんでした。

そんな事でメモリ取付けは3分程度です。
苦手な人でも5分で出来るでしょう。

今回の復活のために考えたOSは2点です。
1つ目はPuppy-Linux、2つ目がLinux-Beanです。
どちらもGNU系ですが、Puppyは家で使って知っているのでBeanでGoGo!することにしました。
bean1このBeanですが、日本製?というか日本人がubuntuに改良を加えて作られている点も好感が持てますし、本家のubuntuよりも良く出来ているなと思うところもあります。その上、CPUが古い、遅いタイプの旧型PCでも動作してくれる点も良いところです。

ubuntuを検討している人は一度インストールしてみる価値はあると思います。

ただし、そこそこ古いPCでも動くと言ってもブラウザや動画等の動きに関しては、CPUパワーそのものの力が出てしまうので、マルチメディア的な使い方よりも、普通にメールやofficeなどの書類作り、サーバーへの遠隔操作、Linuxの勉強用という風に物事を考えた方がよろしいと思います。

古いPCをLinuxで復活させたなら、そのパフォーマンス度で何に使うかを決めれば良い。
CPUやメモリの搭載量によってはwindows7と同等の速度で使える可能性だってあります。
XP時代のPCは、こんなcerelonからpentium4、pentiumM、core2duo、core2quad等沢山の種類のCPUがあるので、今回のcerelon2.2はXP時代の初期型と考えた方が良いと思います。

インストールのやり方はMintなどと同様です。
一度、DVDで起動させて、デスクトップ上にあるインストール用のアイコンをクリックするとubuntuのようなインストール画面が現れます。

問題だったのが、インストール用のアイコンをクリックしても動かなかった点。
CPUが非力なのか、メモリが不足なのか分かりませんが、待っても待っても動かない。

そのような場合には、端末か操作して下さいと最初の説明に書かれています。
ターミナルを起動させて、# ubiquity gtk_ui –automatic と打ち込みます。
これで少し待てばインストール画面が起動すると思います。

結構、待たされるので、コマンドを打ち込んだら他に操作しない方が無難です。
余計な操作をすれば負荷が増えるだけです。

インストール画面が起動すれば今までのLinuxの中でも一番楽な感じがしました。
HDDの中身の構成など自動的に区切ってくれるし、インストールも速い。
updateや追加したいソフトなどもチェックすれば勝手にインストールしてくれます。
Linux初心者の人向けになるべく難しくならないような配慮が伺えます。

これからパフォーマンスを見ながら何に役立てるか考える予定です。

KDE型のデスクトップが美しいので何かに生かしてあげたいと思う。