初心者 – ページ 3 –          おやじdemo_CentOSを使う
7月 062014
 

自宅の自分の作業場所のPC配置が替わって新鮮な気持ちでブログが書けます。
慣れてしまうと、この新鮮さが無くなる、これは異性関係も仕事も同じで慣れてくると結構楽してしまい、色々な面で作業が雑になったり、手を抜いたりしてしまいます。

会社では、こういう事が日常的に起こり、悪循環になる前に人事異動をして、新鮮さを失わないようにしているのかも知れません。ただ、人事異動では仕事も周囲の人間関係の再構築というのは、ローマは一日にしてならずであり、ある程度、時間をかけないとお互いの性格など理解出来ないので、あえて相手を気にして接する思いやりの気持ちが大事です。

話は飛んでしまいましたが、居心地が良いと逆に仕事しなくなるのかもね。
下らないビデオ見たり、リラックスできる場所になっているせいかも知れません。
でも家でリラックスできる場所はとても重要です。ストレス解消ができます。
会社でも家でも居場所がないという人は結構多いかも知れませんが、居場所は自分で作り上げる必要があります。会社でも自分の仕事や地位による位置を作らなくてはなりません。お気楽に居場所ができる場合と苦労して作る場合がありますが、ある程度、仕事面では喜怒哀楽を表現した方が我慢して内に篭もるよりも良いと思います。

自作派の方であれば、mini-ITXで作ろうか!
という事にもなりますが、自作派で無い人達もいますので、自作して作れば!と言うのは簡単ですが、作った事の無い人には気持ち的な敷居が高いように思えます。ましては、LinuxというOSも敷居が高いと思っている上に、その前に自作という壁が立ちはだかっていては、先に進めなくなるように思えます。

そこで、自作派で無い人は、現在、安く中古で購入できるデスクトップやノートパソコンを使って、Linuxを勉強して欲しいと思います。自作は興味があれば仕組みが分かるので、挑戦して欲しいと思いますが、先ずはLinuxを扱う環境を先に作り、何しろ早く自分で日常の中にLinuxを使うという習慣をつけるというのが大事だと思います。

中古PCの値段については、スペックによって様々ありますが、あえて値段の高い最近のスペックを買う必要性は一切ありません。逆に2.3世代前のCPUがLinuxにとって安定しているし、勉強用に最初に高い金額を出す前に、色々試せるパソコンとして無駄にならない範囲の物を購入して欲しいと思います。

私の勝手な意見ですが、10,000円~20,000円の範疇で購入できる中古で充分です。
現在はXP終了でCore2DuoやCore2Quadも選択できると思います。
省エネタイプであれば、安いPentium-Mでも良いかも知れません。
ただし、メモリはケチらず最低2GB、普通に4GBは積んで欲しいと思います。
狙い目はCore2-E8000シリーズとQuad(どのモデルでも良い、9450や9550なら尚良い)

PCの中古屋も沢山ありますが、ショップに依っては、商品があまり掃除されていないとか、現状渡しとか(中古車みたいな)、メモリを少量搭載してあり、本体が安くてもメモリを増設すると高くなるように計算されている店もあるので注意が必要です。

◎私が良く見る店 ⇔ ALEX-PC

x40の壱号機はこのお店で5000円で購入しました。
OS無しモデルも多くあり、最近では24インチモニターが5000円で売っていたりと、時々、相場の価格を見るようにしています。
デスクトップ本体は重たいので、配送してもらった方が楽チンです。
秋葉原に時間と交通費をかけて行くよりも良いではないでしょうか。
そしてwindows-7搭載の中古も安いと思います。

◎CPUによるLinuxの選択方法 ⇔ 初心者の方はパソコンの機種と使い方でLinuxを選ぶ

LinuxのOSに関しては、windowsと違い色々なデストリビューションがあるので、試すのが一番ですが、表示の好き嫌いについては個人の感受性によって違うので、色んなLinuxを見て、調べ、インストして欲しいと思います。

最初からLinuxがインストールされたパソコンも販売されていますが、こちらに手を出すのは簡単ですが、インストールをして悩むのも悪い事だとは思っていません。最初は大変でも自分でインストしてみる事はとても重要な事です。苦労せずパソコンを使いたいという人はwindowsを使うべきです。

難しいが慣れると使い易いOS、そして無償で使えるOSがLinuxです。
無償である分、少しの努力は必要となります。

6月 012014
 

久しぶりにLinuxに関係する質問がきました。
質問の内容ですが、「Linuxを初めてインストールしようと思っていますが、どんなパソコンや自作するならマザーボードが良いでしょうか?具体的に書いてもらえるとうれしいのですが」という事です。最初はどんなパソコンを使って良いのか悩みますよね。

◆基本的にはどんなパソコンでも良い。
◆ノートパソコンはサーバー適していない。

考えなくてはならない事は、Linuxを覚えるためのサーバーにしたいのか?、それとも趣味と実益を考えたサーバーにしたいのか?それによって機器の選択が変わってきます。初めての方であれば、Linuxの練習用として、WindowsXPなどで余ったメーカー製のパソコンの再利用でも構いません。また古いPentium4やCore2Duoのマザーボードや余っているHDDなどで組み立てた自作パソコンでも大丈夫です。中古本体(5,000円~10,000円前後)を購入しても良いかも知れません。ノートパソコンは常時稼動という点では熱が篭もり易く耐久性という事では安心できないので普通のデスクトップが良いと思います。

最初に考えるのが、この遅いCPUで平気なのか?という事です。
今時、Pentium3とか使用する人は少ないと思いますが、ネットワークで使用するサーバーはCPUの速さよりもメモリの搭載量の方が重要です。普通のデスクトップと違い、常時動いているサーバーはメモリ管理がきっちりされていて、あればあるだけ安定したマシンとなります。ネットワークを介するのでCPUの速度については、一般の我々が使うような用途のサーバーであれば古いCPUでもこなせると考えています。Apache(httpd)は専門書でもCPUよりもメモリ搭載量を増やす事を推奨しています。

◆練習用であれば、XPなどの古いパソコンの再利用で充分。
◆CPUの速さよりもメモリの搭載量の方が大事。

自作派の人がLinuxサーバーを作りたいという事でも同じです。
余った部品で組み立てて、HDDなど記憶装置が心配な面があるので、これだけは新品を購入するのが良いかと思います。Linuxサーバーなら300GB~500GBあれば本当に充分なので、安いHDDを見つけて交換するのが良いでしょう。メモリなどは中古で安い物を選んでフル実装しましょう。

◆HDDは交換しておく方が長く運用する事を考えると安心である。
◆メモリはなるべく多く搭載する。

次は、サーバーの目的です。
どんなサーバーにしたいのか?そのサービスによっても変わってきます。
家で使うファイルサーバー、wordpressを使ったホームページを開設したい、メールの送受信を行なえるようにしたい、等々あるかと思います。単品で考えるより一台で全てのサービスを動かすスーパーサーバーにするという手もあります。

◆サーバーの目的によってCPUやメモリ搭載量を考える。

私の使用しているサーバーはATOM510です。メモリは現在DDR2の1Gが2枚=2GBで運用中です。
HDDは500GB、OSはCentOS6.5_x86_64です。
httpd、postfix+dovecot、vsFTP、MySQL、などのサービスを動かしていますが、メモリは2GBでSWAPしないで稼動するのが3週間ほどでしょうか。SWAPしても、それはメモリ上であまり使用していない物を一時的にSWAPさせているような形なので、1ヶ月は再起動しなくても大丈夫かと思っています。頻繁にサーバーに攻撃があったりすると無駄なリソースを使うようでメモリも消費が激しいように感じています。

今時のメモリ搭載量は、DDR2のパソコンなら、2GB~4GB、DDR3のパソコンなら、4GB~8GBあると安心できるサーバーになるのではないですか。32bitのLinuxをインストールするのであれば2GBで良いと思います。ATOM等はメモリがデュアルチャンネル(同じ容量のメモリが2枚で1セットでスピードが上がる)ではないので、1GB+2GB=3GBという使い方でも良いとおもいます。

◆自宅サーバーでは静穏・省電力を考慮する。
◆設置場所や本体ケースの大きさも考慮する。

メーカー製のパソコンはケースを選択する事は出来ませんが、静穏化するためにファンを交換したりという工夫は出来ます。自作派の方はサーバーのケースは余っているケースを使うという事になるかと思いますが、もし新しいケースを購入するのであれば、内部に熱が溜まらないような形状のケースを選択して欲しいと思います。ケースの大きさもなるべく体積の大きな物の方が良いでしょう。Mini-ITXなどの省エネマザーであれば、インストールしたらDVDーROMを外したりして内部の空間を広げる工夫をしてください。もちろん排気ファンは静穏を選んでください。

◆夏の暑さ(常温)でも耐えられるサーバーにする。

消費電力の大きいCPUでは、問題は夏の暑さです。
これからが、その季節となりますが、自宅サーバーのために一日中エアコンを付けておく、なんて無駄な事は出来ませんので、発熱量の大きいCPUでサーバーを作る方は吸排気ファン、日陰で涼しい場所に置くようにしてください。私のATOMは常温の締め切った部屋の中でも大丈夫でした。省電力CPU(ATOMやE350、C60、C70)などは、そういう点ではとても安心できるマザーボードであると言えます。

最新のMini-ITXであれば、J1900のクアッドコアを使ったサーバーなんて最高ですね。
メモリも4GBを2枚で8GB搭載すれば安心です。
新品で全てを揃えても3万円前後で済むでしょう。
OSが無償である点は本当にありがたいと思います。

暑さに耐える自宅サーバー構築で、GoGo!!

4月 152014
 

久しぶりにこのブログを読んで頂いている方から質問のメールが来ました。

Q.「XPの後にLinuxをインストールしようと考えていますが、Linuxはバージョンが沢山あるのでどれを選択して良いのか分かりません。パソコンはCPUがpentium4の2.4ghz、メモリが2GB、HDDが120GBです。使い方はデスクトップで使用したいと思っています。メモリは1GBでしたが中古で購入して2GBにしました。」

という事なんですが・・・・。

では私のおすすめのCentOSで説明をしたいと思います。
現在のCentOSは5シリーズと6シリーズがあります。(BMWではない)
そして、両者には32bitと64bitがおのおのあります。
CPUを基本に考えると、CentOS-5をおすすめします。
そして、メモリ搭載量を考慮すると、32bitが良いと思います。

windowsからLinuxにする場合には、どうしても最新のバージョンをインストールしたいという気持ちになるかと思いますが、CPUによってはインストールできない物もあります。例えばX40はCentOS-5しかインストール出来ません。6をインストールしようとしても途中で停止してしまいます。6であれば2コア以上のCPUでないと満足な動作を望めませんし、普通に使う分であれば、5も6もそんなに変わる物でもありません。2コアのCPUでも周波数が低いATOMやCore2duoの4000シリーズ等は5を選択した方が6より動作が軽いし、メモリの消費も抑えられています。

CentOS-6にする場合の判断基準です。(あくまでも私の個人的な意見です)
CPU・・・Core2duo E4600より上。以下はcentOS-5にすべきです。
メモリ・・2GB以下 もちろん32bitを選択するべき。
例えばpentium4などはメモリが搭載されていても2GB、普通は1GB程度のパソコンが多いと思います。
無理に重たい方のOSを選択する必要もありません。
その後の使いやすさ、操作性を考慮するべきで、pentium4,pentium-m,celeron,等は5にして下さい。

以上の事は、兄弟OSのScientific-Linuxでも同様です。
Core2duo-E6600にScientific-6.4_64bitのデスクトップ(gnome)を使用していますがメモリが2GBではきついです。何も動作させなくても2GBの内、1.3GBを消費しています。(勿論、キャッシュやバッファーもありますが)そこにFireFoxを起動させると一気に1.6GB以上になってしまいます。複数のホームページを開いた状態にすると、SWAPしているケースもあります。E6600でもメモリが4GB以下の場合は32bitにするべきだったと反省をしています。

次回、再インストールする際には、迷わずScientific-Linux-5を選択します。

メモリが少ない場合には、必ず不要なサービスは停止させるようにしましょう。
無駄にリソースを消費しては、元々少ないメモリが大変な事になります。

初めてLinuxをインストールする人は、何回か間違えたりして再インストールしたりする事があるかと思いますが、繰り返している内に段々と意味やコツが分かってくると思います。インストールする時には、インストールタイプをデスクトップにしないとX-windowが起動しないので注意してください。サーバーにするのであれば、webサーバーを選択すれば良いと思います。ただし、サーバーを選択してしまうと黒い画面の認証で止まります。いくら待ってもx-windowは起動しませんので注意してください。IDとパスワードでログインして、Xが使えるように端末で操作設定をするか、再インストールするしか方法はありません。

最初からwindowsのように扱えると思わずに、悩みながら設定して欲しいと思います。